日経平均もダウも揃って横ばいを維持しているものの、どうしても上値を取りに行けない、重い相場が続いている。
日本は明日SQを迎えるが、それに対する最終的な売買は今日なので、後場の動きが最後となるのだが、大概の方向性は前場の11時頃には出てくるのではないだろうか。
目先の下値目標は11月10日の27485.38円、窓の下限になるが、この窓を埋めた後の動きが重要だろう。
移動平均線の支持は場中だけでなく終値に対して考えることもできるので、一時的に下抜けたとしても終値が支持線を維持できていればセーフ、と言っても良いのだが(ご都合主義ではあるが)、今の位置でこれを大きく下抜けて終わってしまうと、今度ははっきりとした下降トレンドとなりそうだ。
方や先物はというと、既に急な下降トレンドが形成されているようにも見える。
仮に今日、同値を維持できるならこのトレンドレンジは平気で破られるのだが、仮にこれに沿って下がっていってしまったら、もうしばらくはこのレンジ内での動きとなりそうで、その場合は下に見える長期移動平均線の27200円が現実的となってくるだろう。
今の所日経平均の緩やかな動きに合わせるかのように先物も動いてはくれているようだが、明日のSQに向かって先物がどのように動いていくのかにも注目したいところだ。
ここで反発するのであれば、12月の相場の行方は来週火曜くらいまで結論が先延ばしされることになろう。
とは言っても2〜3日の猶予ではあるが。
ダウもそろそろか
米国もかなり切羽詰まってきたというか、もう良い加減答えを出したがっているようにも見える動きとなっている。
日本市場はトレンドが形成されそうな、あるいはされている状況にあって、こちらはまだ反発の余地がありそうな形になっている。
逆に言えば、今晩あたりで今の位置から大きく動く可能性もあり、それが日本の動きを決定づけることになる可能性もある。
金利から業績への相場の移行でもあるのだろうが、それを見越した上での需給の都合があるとしたら、米国の場合は冬の休暇(バケーション)が始まるのが来週あたりからなので、そのためのもち玉調整でもあるかもしれない。
その場合は下げた後の閑散相場となるため一方的になりやすい。
日本市場もそうなる可能性があり、年末までの長い下げ相場となることも頭に入れておくべきだろう。
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