先物主導もここまでか─動きづらい週末で日経平均は抜けきれない?

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昨晩のNYは休場で、先物だけが動いていた。

ダウ先物 日足

見事なまでの方向感の無さは、やはり先物と言えど材料が乏しい中では動けないといったところだろうか。

一方の225先物はと言うと、

225先物 日足

まるで判を押したかのようなダウ先物とそっくりの十字足。

これで朝から日経平均が元気に動くのなら文句はないのだが、気になることは幾つかある。

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月末の需給、投信の動き、株価位置

週明けは月内最終で需給の気になる時間帯であり、また週末でもあるため動けないか売られやすいかというパターンが当てはまるのだが、同時に投信の動きも気になる時間帯でもある。

米国に合わせる格好にはなるが、海外の投信をもとにした国内投信も多いことから、何かと影響は与えそうだ。

その上で、チャート的にはここで十字足というのは正直天井というイメージが強い。/

先物のチャートだけで全ては論じられないが、とは言え先物は天井を打ちそうな形なのも事実だ。

これを受けて今日の日経平均はどうだろうか。

日経平均 先物

すっかり忘れていたが、昨日の引けの時点での日経平均のチャートは、先物のチャートよりも明確に天井を示唆する格好。

窓を空けての上昇は、それ以前の窓埋めにはならず、尚且つ上髭の上蓋は、形だけでみたら文句なく天井の形だ。

もちろん、必ずしもそうとは決まっていないのだが、これを打ち消すなら昨日の窓は無視して、あるいは半値押し程度の位置で止まって、せめて陽線か短い上髭で終えて欲しいところだ。

となると、28200円が一昨日と昨日の高安の中間なので、その辺りを下値目処としたい。

これを切ってくると少々嫌な週末になりそうだ。

逆に28438円を再度抜けて引けられれば、来週は28623円をもう一度狙える格好になるのだが、果たしてどうだろうか。

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