NY市場(3月12日・現地終値)は、ダウ-1.56%・ナスダック-1.78%と揃って続落した。
米国によるイランへの軍事攻撃の長期化が意識され、地政学リスクが株式市場全体に重くのしかかった。
米10年債利回りが約1か月ぶりの高水準となる約4.2%まで上昇し、金利敏感株・ハイテク株への売り圧力が加速した一方、エネルギー株は原油高恩恵で買いが入る場面も見られた。
今週初来の下落基調を引き継ぐ形で、本日(3月13日)の日本市場は警戒モードでの寄り付きが想定される。

中東リスクが容赦なく削る──ダウ今晩想定

前日(3月12日)のNYダウは前日比-739.42ドル(-1.56%)の46,677.85ドルで取引を終えた。
中東情勢の悪化と長期金利上昇が二重に重なり、構成銘柄の約8割がマイナス圏での引けとなった。
シャーウィン・ウィリアムズ、ホーム・デポ、ビザ、ボーイングなどが大きく売られた一方、シェブロンやエネルギー関連は原油高を背景に底堅さを示した。
今晩は47,000ドルの節目を挟んだ攻防に注目が集まるだろう。
下値側は45,594ドルが主要サポートとなるが、地政学リスクが落ち着かない限りこの水準まで掘り込む展開も否定できない。
上値側は直近戻り高値圏の47,402ドル前後が抵抗となり、反発しても上値は重くなりやすいと見る。
中東情勢に関するニュースフローが相場の方向を左右しやすい局面であり、急変動への備えが必要だ。
想定高値:47,004ドル 想定安値:46,662ドル
4.2%の金利が重石──ナスダック今晩想定

前日(3月12日)のナスダック総合は前日比-404.15ポイント(-1.78%)の22,311.98ポイントで引けた。
米10年債利回りの上昇が高PER株の評価を直撃し、ハイテク・半導体(SOX)関連が揃って売り込まれる展開となった。
エヌビディア(NVDA)は3月11日こそ上昇していたが、市場全体のリスクオフで上値は限られており、今晩の相場でも同銘柄の動向が指数の鍵を握ると想定する。
上値は22,469ポイント付近が現実的な抵抗となり、下値は22,304ポイントが第一サポートとして機能するとみる。
地政学リスクの継続と金利高止まりが重なる局面では、21,631ポイントまでの深押しリスクも一考に値する。
想定高値:22,469ポイント 想定安値:22,304ポイント
54,000円台の維持が問われる一日──日経平均本日想定

前日(3月12日)の日経平均は54,452.96円で大引けた(前日比+204.57円)。
夜間の日経先物は一時53,270円まで売られており、夜間の安値に相当する水準だ。
本日の寄り付きは夜間先物の流れを受け、53,500円前後での始まりが想定されやすい。
前場は中東情勢と米金利動向を睨みながら慎重な値動きが続くだろう。
下値サポートは53,271円〜52,853円のゾーンが意識されるが、日経先物が夜間に53,270円で踏みとどまったことで、目先のサポートとして機能するか試される場面だ。
上値側は53,758円が当面の戻りどころとなり、これを上抜けることができれば54,452円前後の前日終値水準を回復する展開も期待できる。
後場は米国市場の動向次第で振れやすく、円相場の変動にも注意が必要だ。
想定高値:53,758円 想定安値:52,853円 基本シナリオ大引け:53,270〜53,758円
主要サポートを守れるか──日経先物本日想定

夜間取引(3月13日)の日経225先物(大証)は、始値54,380円から安値53,270円まで下落し、53,510円で夜間引けとなった。
夜間の安値53,270円は主要サポートに相当する水準であり、ここを守れるかどうかが本日の焦点となる。
ドル円は円安方向へ振れており、円高が急に進んだ場合はこの水準を割り込むリスクが浮上しやすい。
逆に円安が維持されれば現物指数のサポートになりやすく、53,510円〜53,790円のゾーンを軸とした値固めが基本シナリオとなる。
上値は53,790円付近が短期の抵抗となり、これを回復できれば54,800円方向への流れも視野に入る。
一方、53,270円を明確に下抜けた場合は持ち高を軽くする判断も一考に値しよう。
想定高値:53,790円 想定安値:53,270円 注目節:53,510円(夜間終値・サポート確認の基点)
中東と金利、双方の圧力に挟まれた一日──まとめ
米国によるイランへの軍事攻撃の長期化と米10年債利回りの高止まりという二つの重荷が、NY市場を揃えて続落させた。
日本市場は夜間先物の下落を引き継ぎ、寄り付きから軟調な展開が想定される。
日経先物の夜間安値53,270円が主要サポートとして機能できるかが焦点となり、ここを維持できるかどうかが本日の相場の行方を大きく左右するだろう。
ドル円の動向と中東情勢に関するニュースには随時注意を払いたい。
※本記事は個人の見解に基づく相場観の記録であり、投資の推奨を目的とするものでありません。投資判断は自己責任で行ってください。

