昨晩のNY市場はハイテク株の上昇でナスダックが高値を再度更新、ダウも売り圧力優勢だったが結果はほぼ変わらずとなった。

史上最高値更新が続いた後、陰線が3日続いたダウだが、ここで調整もひと段落となるかどうか。
FRBの議事録では追加の利下げに言及されていたとして市場は好感。
政府機関の閉鎖が長期化する中での少ない情報ではあるが、指針とするには十分だったと言えるだろうか。
チャートは右肩上がりの形は崩れておらず、ここから再度上昇に向かう可能性は十分あるように見受けられる。
まずは47000ドル付近までを目指す形になれば、高値更新は間違いないだろう。
一方で月曜につけた安値46426ドルを割り込むと調整色が強くなるので、その場合は警戒が必要となる。
ナスダックはハイテク株が牽引して最高値更新となった。

9月25日の木曜からここまで陰線を挟みつつも上昇が続いている。
6月11日からの平行チャンネルの下限までは上昇の見込みはあると考えてもいいだろう。
8月13日に高値を取ってから2度の調整があっての9月22日の高値だったことを考えると、少なくとももう1週間ほどは伸び代はあるのでは無いかと想定している。
この後の経済指標がどのタイミングで発表されるかはまだ未定のようだが、追加利下げの話とハイテク株の買い意欲がどこまで支えとなるかで今後の動くも変わってくるため、ニュースなどには注意しておきたい。
夜間先物は底堅く推移し400円高、日経平均はSQを前に底打ちから反転のチャンス
昨晩の夜間先物は47880円を安値に反発、400円高の48160円での引けとなった。

17時のスタートから売りは出るものの下値を切り上げながら上昇を続けて、引け直前に48230円の高値をつけての48160円だった。
ここ数日はざら場の後場に売りが強まり夜間で買い戻されるような展開が続いているが、SQ前の最終売買日となる今日はその売りが途切れるかどうか、注目したい。
これを受けて日経平均はSQ前ではあるものの反発の機会と考えても良さそうだ。

ここしばらく、いくつかのアノマリーが無視された市場だったが、火曜の方向性が木曜までというアノマリーは一応達成と考えても良いだろう。
あとはここしばらく続いている前場後半から後場にかけての売りが続くかどうかを見極めたいところ。
スタート位置は先物の上昇で押し上げられることになりそうだが、その位置を維持できるかどうかが今日の支点となりそうだ。
火曜の日足高安の半値位置は48220円付近であり、先物の終値からするとクリアできそうな位置ではあるものの、これを維持してさらに上昇できるかどうか、注目したい。
一方で、昨日の安値47728円を下抜けてしまうと続落の可能性が高まるため、前場の後半からの下げがあった場合、その下げ具合には注意を要する。
また、SQを超えてからの動きは蓋を開けてみないとなんとも言えないところだが、ここで反発できた場合はSQを超えて再度青天井となる可能性もあるが、SQまでで全て精算となることも一応頭の隅には置いておくべきだろう。