週明けのNY市場はダウが小幅安、ナスダックは続伸となった。

FOMCで利下げがなされてなお金利が上昇傾向となり高値圏での警戒感もあってかダウは一時260ドル以上の下げとなったが、ハイテク関連株のおかげで結果は63ドル安と小幅安で終了。
トランプ大統領の中〜大型トラックに対する関税を25%とするといった発言の影響は不透明だが、ここへ来て再び関税問題を口にするとは、少々煮詰まり感もあるのだろうか。
また、政府機関の閉鎖が続いているが、その点についてはあまり不安視する様子は見られない。
何れにしても高値更新が続いている中での小幅安は、依然強いと言えるだろう。
チャート上で気になるのは先週末の上髭だが、7月23日からの平行チャンネルの上限を突き抜けた分だけに止まっており、また昨晩の高値も上限付近までで止まっていることから、上限のラインに沿ってこのまま右肩上がりを続けていく可能性もありそうだ。
高値警戒は必要だが、市場は高値圏での推移に慣れているようにも見えるため、慎重に見極めつつ期待を持って臨みたい。
一方のナスダックは161ポイント高と反発して高値を更新。

AMDを中心としたハイテク関連の上昇で史上最高値を更新となった。
先週木金と陰線で若干の調整局面が続いたが、ここで再度上昇してきた点は、ダウ同様まだ右肩上がりを期待させる形に見える。
慎重さは必要だろうが、もうしばらくの間は上昇傾向が続くと考えても良さそうだ。
2175円高を演じた日経平均、先物は夜間でも400円高
夜間先物取引は400円高、48590円で取引を終えている。

昨日48000円台でスタートしてその後は47000円台後半で推移したままだった先物も引けにかけて再度48000円台に乗って48190円で大引けとなった。
その後の夜間取引も上昇が続き、一時620円高、48720円をつけている。
新総裁が決まりリスクオンとなった日本市場だが、このままSQまで勢いを維持できるかどうか、今日の動きは重要だろう。
チャートとしてはどうこういう形では無いのでコメントは控えるが、ここでもう一段伸びるかはたまた失速か、何か一方的な展開も想定しておきたい。
SQ前の火曜だけに、ここで天井、急落というパターンも無きにしも非ずと考えなくも無いのだが、感情的にはこのままSQまで続いて欲しいという気持ちもあり、つい期待をしたくなるところ。
とは言え注意は必要で、2日で3000円も上げているのだから、1000円幅の調整はあってもおかしくない。
今日はその調整が入るのか、まだもう一段行けるのかを見極める日となるだろう。
日経平均は大きな窓を開けての上昇となった。

夜間先物の上昇もあるので、一旦48000円台でのスタートから鞘寄せしてその後どうなるかだが、一方的な展開が続くかどうか、前場で確認したいところ。
先にも書いたがここまで上げたら調整はあっておかしく無いのだが、それでも無視して勢い続伸となるのであれば、48000円台後半もあるだろう。
とは言えいつまでも続くわけでも無いだろう、という警戒は必要だ。
最悪は天井となる可能性も一応考えつつ、SQまでこの上昇が続く想定をしておくべきだろう。