週末のNY市場は大きく上昇して引けている。

ダウは331ドル高と続伸、直近の高値を更新している。
高い位置で揉み合っての上昇は、ここからのトレンド形成の可能性が大きくなった、と考えてもいいだろう。
サンデーダウは下げているためまだ確実ではないものの、今晩の動き次第では、今週3月高値に迫ることも頭に入れておくべきだろう。
ナスダックも反発。

こちらはすでに3月高値更新済みで、上昇トレンド継続といった形。
上値を抑えるものがないため、今日明日の動き次第で今週はこのまま上昇継続なる可能性がある。
経済指標は無難な評価が続いており、利下げ期待の後退は織り込まれている様で、あまり大きな影響はなさそうだ。
残るは関税問題の後半戦と企業業績だが、これらは今しばらくは大きなネタにならなそうに見えるので、今週は上手くすれば上昇継続高値更新となるだろう。
ただし、来週以降も続くかどうかは微妙で、どうしても5月から6月にかけては売り込まれるタイミングが出てくるはずなので、注意は必要だ。
先物30円高と横這い、日経平均は弱気の中で続伸の可能性
先物は週末の夜間で結局30円高と横這いとなった。

NYほどではないが高値を維持しており、ここで崩れなければ彩度上昇の可能性がある。
もちろんチャートの形はあまり良さげには見えないのだが、木曜の小さな下髭の陽線は若干期待したくなる形。
最新の日足は今日の分なので、この後のざら場でどういった形になるか、明日にどう繋がるかは要確認だ。
日経平均は今日反発できるのであれば、NYの動きを追う形で上昇する可能性がある。

押し目待ちに押し目無し、ということもありそうで、巷では弱気発言が多いのだが、先週、アイランドリバーサルにならなかったことを踏まえても、意外に強く見えるのは贔屓目だろうか。
先週水曜の終値38128円が目安になるが、これを抜けて行けるなら上昇継続の可能性が見えてくる。
その前に38000円という心理的な節目があるので、まずはここからだろう。
一方で、37500円を割り込むと先週の安値に近づくため、このあたりを下抜けてしまったら、先の可能性はかなり低くなってしまう。
今日で全て決まるとは思えないが、遅くとも明日には方向性が決まると考えられるので、今日は様子見となるのだろうが、そうこうしているうちに押し目を拾えず明日慌てる、ということもあるかもしれない。
押し目待ちに押し目無しの形になったとしたら、今週は強くなりそうだ。