週末のNY市場はダウが反落もナスダックは続伸となった。

165ドル安のダウだが、悲観するほどの下げでもなさそうだ。
尤も、20日移動平均線を割り込んでいくと下降トレンドとなる可能性が高く、週初の動きは引き続き注意が必要となる。
トランプ大統領の関税政策は当初の厳しさほどではないものの、まだ予断は許さない状況であり、またトランプ大統領の発言も当初と変わってきているため、今後の展開は予想が難しい。
かと言って大幅な調整になる様なネタが揃っているわけでもなく、指標と金利の動向を眺めつつ様子を伺うしかなさそうだ。
一方のナスダックは続伸。

11月15日からの上昇トレンドの下限までで頭打ちとなっているが、これを抜けて史上最高値に向けて上昇を続けることができるかどうか。
ここで上抜けられないと再度調整が入る可能性もあるため、今後の動きが重要となりそうだ。
1月24日の高値20118ポイントが目安になるが、直近の高値は既に抜けているので、ここは少し期待したいところだ。
先物変わらず39110円、日経平均は頭の思い展開
夜間先物取引は変わらずの39110円での引値となっている。

先週は木曜に39600円、週末の金曜に39590円をつけたもののその後失速。
一気に390110円まで下げ、その後夜間取引では一時39000円我まで下げたものの持ち直して結果は変わらず。
この形になると上値を撮りにいくのは至難の業となるため、戻ったところで戻り売りと言う形になりそうだ。
それでもなお先物から買われていくのなら、反発を期待できるかもしれないが、現状では少々難しそうだ。
日経平均はこれを受けて39100円台でのスタートとなりそうだ。

週末はかろうじて20日移動平均線のところで止まっているが、これが今日維持できるかどうか。
これを割り込んでもすぐ下に60日移動平均線があるため下げ止まりやすいとは思うが、逆に一気に抜けてしまうと短期的な下降トレンドとなってしまう。
ここは十分注意する必要のある位置と言える。
また、反発できたとしても結局先週の高値を抜けない限り、上昇継続とは行かないため、案外ハードルの高い状況とも言える。
一方で下げる方もそう簡単な様子でもなく、2本の移動平均線が下値の支えとなりそうだ。
日経先物時間帯別目安
- 5分足 下値は39100円、39080円、39030円、割れると38900円付近まで、上値は39160円、39190円、39230円、39280円と節目や抵抗となる値段は多い
- 30分足 38980円を割ると39800円前後まで、上値は39150円を抜けると39290円、39400円まで
- 時間足 39000円を割ると38840円、38740円、さらに割れると38500円台まで、上値は39160円を抜けると39330円、39440円
- 4時間足 上抜けるには39180円〜39520円のボックスをブレイクする必要がある。下値は39030円〜38860円のボックスがあって、それを下抜けてしまうと39510円まで