昨晩のNY市場はほぼ横這いとなった。
また、夜間日経先物取引も、現物指数の大引けからは60円安とほぼ横這い。
今日は先に日経先物から見てみたい。
一昨日の夜間に大幅下落となった先物だが、昨日の指数とともに戻し、昨晩の夜間取引では一時39300円台まで上昇したものの、結果はこの位置。
11月後半に付けた高値から12がt具の最初の高値を結んで、下値は先の高値の次に付けた安値を起点として平行チャンネルを作ったが、その下限付近で一応止まっている。
20日移動平均線も39106円と、まあまあ近い位置で、今日の引けがこの位置より上で収まるなら良し、再度下がるなら底打ちはもう少し先となるだろう。
いずれにしても昨日の大幅下落は意図的な部分も大きかったのでは、と思えるようなチャート形状で、今年8月の時の下落とは背景も随分異なると思われる。
米国の下落はダウが1週間以上前から下げており、FOMCの結果も随分前から予想はされていたものだ。
それでも尚あそこでダメ押しのように下げたのは、やはり需給のバランスとFOMCでのパウエル氏の発言を逆手に取った仕掛けもあったのでは、と勝手な想像をしている。
AIによる売り仕掛けもかなり寄与していたとは思うが、とにかく本来ならこの結果程度の動きだったはずで、長い下髭は要らなかった。
このダメージがどこまで影響があるかはわからないが、少なくとも来年以降も、こうした動きが大なり小なり値幅は変わるとしても時折出てくると覚悟をしておくべきだろう。
反転できるかどうか
NYは完全に沈黙、といった感じだが、今日の日経平均はここから反転できるかどうか。
戻しはしたものの20日移動平均線が重しになりそうな先物の引け値だ。
39070円を抜けて行けるならと思うものの、昨日空けた窓も気になるので、まずは底を埋めてからあってほしいところ。
となると、昨日の高値38913円が下値目安になるが、そこまで行くか、あるいはそこで止まれるかが重要だろう。
それを下抜けるまではいいとしても、戻ってこれないと厄介だ。
戻れなければ60日移動平均線の38767円付近を彷徨って週末を迎えることになる。
一方で窓を埋めて上昇できるなら、昨日の始値の39176円が最初の上値目安で、もう一段上の昨日高値の39382円まで行けるなら、来週は何とかなるのではないだろうか。
うまくすればクリスマス前後は再度40000円を見ることもできるかもしれないが、もしそうなったとしてこれを「掉尾の一振」などとマスコミが書き立てるようなら、本当に「マスゴミ」と言ってやろうと思う。
流石にそこまで阿呆でもないとは思うが・・・