昨晩のNY市場は感謝祭のため休場。
今晩も現地13時で取引は終了となるため、週末気分もあって参加者はあまり多くないかもしれない。
昨晩発表されたコアデフレータなどの指標は予想通りの結果となり、また今晩は目立った指標の発表はないため、動きは限定的になりそうだ。
ただ、チャート的には天井を示唆する形になっているので、これを追認するような足になると週明けから少し厄介な相場に転じる可能性もあり、注意したいところ。
ナスダックも下髭ながら陰線で反落しているため、注意が必要な形になっている。
ダウのようなはっきりとした天井型ではないが、下髭を下回るような展開になると下降パターンになるので要注意だ。
現大統領と次期大統領の発言に右往左往しているような昨今の印象の中、短い取引時間でどういった結果が出るのか、ダウともども気になるところ。
夜間先物はNY休場で小動き、週末を迎える日経平均は上下想定難
昨晩の日経先物は上下190円幅と狭い範囲での動きに終始。
結局、2週間ほぼ横這いのままここまで来てしまった。
上下はあったものの決定的な抜け出しは結果的に見たら無かったということになるが、果たして、今日も同じような動きになるのだろうか。
仮にそうだとして、週明けの12月はどうだろうか。
日足チャートと移動平均線と平行チャンネルを使っただけの分析では転換点はなかなか見つけることができないのだが、月替わりということで来週から動きが変わるかどうか、気になるところ。
ここのところ、月初付近で下げることが多かった印象だが、果たして来週はどうだろうか。
さて、先のことばかりではなく今日のことを考えてみよう。
安値から始まって214円高で引けた日経平均だが、移動平均線の収斂している価格帯を抜け出せるかどうか。
なかなか難しい気もするが、まずは20日移動平均線、38550円が今日の最初の上値目安となる。
ここを抜けると次の目標は39000円となるが、月曜に一瞬だけ達成できたもののその後はまた元に戻っている。
週末月末の今日、それを再度試すくらいはできなくはないだろうが、それ以上の結果を残せるのかどうか、淡い期待は残しておきたい。
一方で下値はやはり38000円の節目になる。
もちろん120日移動平均線の38280円も一応下値の目安として考えておくべきだろうが、そこは簡単に達成されてしまいそうなので、あまり気にしすぎないほうが良いだろう。
いずれにしても今日は夜間先物の値幅190円の範疇を超えられるかといった毛編も多少あるので、大きな期待はせず、上がればよし、下がれば無視、という程度に気楽に向き合いたい。
その上で来週の方向性を確認できれば御の字、といったところだろうか。