NYは二日間のFOMCをクリアし、3指数とも続伸となった。
400ドル高で終値39512ドルのダウはこれで再度平行チャンネルの中に入る格好になった。
FOMCでは結局利下げの予想が従来のものとほぼ同様となったのだが、メディアではハト派に傾いたという見方のようだ。
そもそも慎重に言葉を選んでも利上げか利下げのどちらか一方にしか解釈されないのであれば、どうしても片方に傾いた表現に置き換えられるのは必定で、今回も昨年から言われていたような年3回の利下げという点は変わっていない。
そうした中で、40000ドルは目前だし、さらに上昇は続いていくのだろう。
ちなみにドル円は昨年11月頃から円高に向かったのに対して今回は少々動きが異なりそうだが、いずれにしてもどこかのタイミングで円高に向かうことにはなる。
ナスダックも終値ベースで高値更新となった。
ダウに比べると少し勢いが抑えられている印象だが、それでも利下げ期待の恩恵はいずれ実需の買いに変わっていくことだろう。
半導体やAI関連に対する売りが一巡すると、再び盛り上がることになるだろうし、そういった観点からは再度上昇傾向に変わっていく可能性は十分あると思われる。
5月〜6月の調整時期の動き方にもよるだろうが、長期的な上昇傾向は続くと見られる。
祝日の先物は770円高、日経平均は40000円台からスタート
祝日を挟んだ先物の夜間取引は770円高、40370円で取引を終えた。
想定より少し地味な動きに見えたが、それでも十分な上昇で、現物はこれで41000円が見えてきた。
もちろんその前に、40471円の高値更新が待ってはいるが、これは恐らくクリアとなる。
問題はそこからの上値目処だが、今日は41000円までが分かりやすい目安になるだろう。
20日を過ぎたこともあって、次は権利付最終売買日の27日までの動きとなるので、そこまでに42000円まで届くかどうか、というのが少し先の想定。
そこからは月末まで揉み合ってから4月新年の開始でさらに上昇となるのでは、というのが今の所の想定になるのだが、仮に27日までの42000円が未達でも、4月に入ればクリアとなるのでは、とも考えている。
何れにしても個人的には強気ではあるのだが、それはそれとして、今日は少なくとも下値は40000円までで、それ以上に下げることはまずないだろう、という程度の強気な想定だ。