2023年10月16日の日経平均は656円安、31658円となった。
一通り売りは出て換金は済んだようで、後場も目立った大きな押しはないまま引け前に売って終わったという印象。
本来ならここで止まるだろう形だが、まだ世界情勢がそれを許さないのと、10月も後半に入る少し手前で微妙な位置でもあり、ここから下げると20日以降のネタがないのだが、かといって買い上がるほどの状況でもないという中途半端さ。
そういった中で夜間取引がある今は、明日の朝までに底を打ってくれるなら明日朝イチの売買が済むと自然と反発していきそうな気配でもある。
尤も、どの値段で底打ちとなるかまでは少々分かりづらいでもあるが。
31300円台で一旦底打ち、反転するなら窓埋めもチャンスあり
すっかり夜間取引をアテにするようになってきたのだが、これで底打ちのような動きに転じてくれるなら明日は再度上昇のチャンスでもある。
32100円台は少々辛いところだが、一瞬なら届くかもしれず、届けば窓埋めともなるのでそのあとが少々楽になる気もする。
ただし、31300円から32100円は800円の値幅があるので、ざら場だけでは辛いのだからこその夜間取引、という都合の良い考え方に過ぎないのだが。
そう上手くいかずに下げるのであれば31000円付近までとなるのだが、そこは明日の朝の状況次第だろう。
上値は先の通り都合よく行けば60日移動平均線の32121円までで、そこまで届かないなら32000円手前で打ち止めとなる。
1日の値幅が500円を超す日も増えてきたので、こうした上下激しい相場でもそれなりに想定ができるようになったことはありがたいのだが、できれば穏便に上がっていってもらった方が個人的には気分がいい、というのが本音だ。