昨晩のNYは久しぶりの反発。
ダウは43ドル高の340006ドルとかろうじて34000ドル台に返り咲き。
とは言ってもこれが維持される保証はまだなく、今晩以降、厳しい日が続くことになる。
折しもこの時期は定例イベントとも言える予算案に紐づいた政府機関の機能停止予測が始まっており、債務超過の時と同様予定調和なはずの結果ではあるのだが、それでも可能性を否定できない以上、市場もその騒ぎに踊らされることになる。
日本とは違ってこういったことが当然の如く起こる先進国の姿は本当に正しい姿なのか時折疑問にも思うのだが、銃社会同様イマイチ進展のない現象とも言えよう。
ナスダックも120日移動平均線付近の攻防となっている。
ダウとは違って13181ドルの過去の高値ラインが下支えの役目をしているようにも見えるので、こちらの方が少々楽そうではあるが、予断許さぬ状況は変わりない。
10月に向けてまだまだ気の抜けない日々となりそうだ。
先物横這いで日経平均の位置は維持だが
NYの影響もあってなのか、昨晩の日経平均も横這いとなった。
一昨日の晩も同様に横這いだった先物を足がかりに昨日は276円高となった日経平均だが、今日は上値の思い展開となりそうだ。
ここへ来て急に騰落レシオの話が出てきたのだが、流石に140を超えていると聞くとそれは厳しいだろうと思ってしまう。
1000円超の下げを演じてようやく反発かといったところでのその数値は、正直ドン引きだよと言いたくもなるのだが、それほど日経平均銘柄の中での上がり下がりの差が大きいのだということを改めて突きつけられた格好にもなる。
何れにしてもこうした指標は少なからず影響を与えるもので、チャート的には戻り基調でも頭は抑えられる格好となりそうだ。
上値目処は昨日同様32800円台だが、今回は上昇トレンドレンジの下限が目安なので、800円そこそこといったところだろうか。
その上は厳しいと予想される。
一方で下値目処は60日移動平均線の32357円だが、一旦は昨日の始値付近322517円付近が最初の目安となりそうだ。
これを下回った時に60日移動平均線が機能することになるだろうという想定になる。
果たして、騰落レシオはどこまで影響があるのか、それをも無視して32900円まで手が届くのか、今日はその辺りも確認してみたいと思っている。