2023年9月20日の日経平均は218円安、33023円と続落。
先週金曜日の高値となった日足をポツンと離れ小島の如く残しての引けとなった。
いわゆるアイランドリバーサルというものになるのだろうが、まずは今晩の先物とNY次第といったところだろうか。
FOMCが開催される今晩だが、今のところ目立った動きは見え図、ダウ先物は若干高となっている。
日経先物も80円高と反発気味だが、現在の状況を一転させるような勢いもなく単に買い戻しなのかとも思える動きだ。
もちろん、今晩の間に一気に戻ってくれるなら明日は大逆転となるが、それは明日の朝になってみないとわからない。
とりあえずはここまでの状況を考えた上で、想定しておくべきだろう。
33200円が遠く感じる位置
先物次第ではあるが、先物が33000円を抜けてこないことには現物も上昇の足がかりを掴むことはできないだろう。
33200円が遠く感じるのは気のせいだろうか。
上に空いた窓が上値抵抗に感じられるため、33300円付近までが異様に遠く、そのため33200円すら難しく思えてしまうから厄介だ。
20日を過ぎた市場は期末ということもあってかなり複雑な売買が横行するため、上下難しい日が続くと予想される。
上げても下げても翌日はわからないといった相場は疲れるだけで、参加者もだんだん投げやりになりやすい。
こうした状況で今晩の先物が仮に33000円を抜けなければ、明日は33100円台かそれ以下のスタートとなるため、上値目安は33200円までとなってしまう。
それを抜けてなお33300円台は窓の下限であり、上昇していくにはかなり厳しい。
逆に先物が32900円を割り込んでしまうと、結局現物が今日の引値に近いスタートなり、33000円割れが再度となるため、明日はそのまま沈み込んでいくことにもなる。
海外の指標がこれを覆すような内容ではないことは明白なので、明日も日本市場は難しい1日となりそうだ。