2023年8月23日の日経平均は153円高の32010円と、32000円台で取引を終えた。
これは終値ベースだと8月15日が最後だったので、まるまる1週間ぶりということになる。
調整の期間としてはまずまずだが、環境的にはあまり改善されているとは言えない。
だが、一応、8月頭からの下降トレンドのレンジは上抜けたし、60日移動平均線も上抜いての引けなので、一旦、反発のトレンド転換をしているという認識が妥当だろう。
これに伴って明日は狭いレンジではあるものの、32000円台での動きとなる可能性がある。
20日移動平均線が上値抵抗とはなるものの、今晩次第ではもう少し気分のいいところで今週は取引を終えることができるかもしれない。
32140円が上値の目安
仮に今晩の先物が失速しないとしたら、明日は32140円が最初の上値の目安になる。
先物次第ではここをスルーされる可能性もあるが、なかなか想像はし難い。
というのも、ここ数日の夜間先物の動きは極めてだらしがなかったので、そのままだとしたら、明日も再度32000円割れからのスタートとなる可能性もある。
その場合は再度32000円へのチャレンジとなり、少々しんどいことになるかもしれない。
いずれにしても夜間先物次第なのは変わりなく、折角の32000円台の引けも糠喜びで終わる可能性もあることは、念頭に入れておこう。
その上でなお、明るい明日を想定するならば、最初の上値の目安は32140円の20日移動平均線付近、その上は7月21日の終値付近、32300円そこそこといったところだろうか。
なかなか一気に上昇するには厳しい時期だけに、あまり上値を高く想定することが心理的にできないのは理解していただきたい。
下値は先ほども書いた通り、夜間先物が明日の朝になってこけていると再度下からのスタートとなるため、週後半の木曜ということもあって上値がさらに重くなる可能性がある。
その場合は失速となって再度31700円台での動きとなるだろう。
その前に31800円台で揉むことも考えられるので、そこまで弱気にはならなくてもいい気もする。
まずは今晩の成り行きと明日朝の引値を確認してから、明日の動きを考えることにする。