前場の日経平均は106円高、31962円となった。
寄り付きこそ昨晩の先物の引値からのスタートとなったが、終始買われていた点は良かったかもしれない。
このまま後場も続けば、と思うのだが、昨日同様、安いところでしか買いが入らないので、これ以上は難しいだろう。
もちろん突破口があれば32000円をスパッと抜いてもう一段上での展開もあろうが、少なくとも今日明日は一気にとはいきそうにない。
良くて32000円止まりなのでは、とどうしても考えてしまう弱気な状態である。
32000円が重しとなる
今の位置からだと移動平均線が2本、収斂しそうな位置に加えて心理的節目の32000円がその間に挟まっている格好なので、どうにも32000円前後が重苦しい。
よしんば抜けたとしても、32100円台までで、20日移動平均線にぶつかって終わりという想定ができるので、それほど強気にはなれないところだ。
月末であることも起因しているし、9月のSQと権利取り前の動きとしては、今から高くて先はどうなる、という見方にも繋がってくる。
要は決定的なネタがない状態で、米国イベント(ジャクソンホール)通過待ちの今日明日が、いきなり抜けていくような理由が見当たらない、という消極的な想定にならざるを得ないのが今の状況になる。
故に、上値は32000円まで、抜けても32130円まで、抜けなければこのまま下落。
下値は今朝の始値付近、31700円まで、となる。
それ以上下げる理由も実のところはあまり見つからないので、これまた消極的な想定になるのだが、31500円も流石に見るのも飽きたので、もう見たくないというのが本音だ。