昨晩のNYは反発。
ダウは209ドル高、33944ドルと反発、60日移動平均線が支持線として機能してくれていようようで、何とか一息はつけた様子だった。
ただ、利上げはほぼ確定的で、金利高止まりは想定出来るので、ここからどう織り込むのかが市場の課題だろう。
まだ織り込んだようには思えずその場その場の需給で動いているだけのように見える。
これがはっきりすると方向性が出て来るのだが、今日の段階ではまだ無理そうだ。
ナスダックも金利に対する折り込みの途中といった動き。
もう少し揉み合いが必要だろうが、13600ポイントのこの付近にとどまれると後々楽になりそうだ。
20日移動平均線もまだ下にあるので、ここから崩れても抵抗のよりはありそうだ。
もちろんまだ余談許さじという位置ではあるので、警戒は必要だろう。
先物が32310円で高く始まる日経平均だが
昨晩の日経先物は昨日の大引けから見て反発。
とは言え日足で見ると昨日全体の1/3手程度の戻しで、ここからスタートする今日に対してそこまでポジティブにもなれない。
もちろん一旦32500円は目指せるのだが、一気に抜けていくならいざ知らず、500円で跳ね返された場合は再度、下値の確認が必要だろう。
ただ、ここで32000円を下抜けるのはあまり良い傾向ではないことは何度も書いているのだが、昨日までは一瞬割ってもすぐ戻れば良い、と思っていたが、今の時点では割れるだけで厳しいという見方に変わりつつある。
32000円割れは崩落の始まり?
何しろ下値支えの少ない状況なので、昨日耐えることができた後に32000円という心理的な節目を割り込むのは厳しい。
まして先物が夜間でプラス圏で推移したこともあって、前場一旦上昇してからの下落は失望や危機感を煽られての売となりやすく、そうなると一気にということもあり得る。
今日は素直に32500円をまず目指してもらって、理想は抜けていくことだが、跳ね返されたとしても32200円台に止まってくれるなら良し。
32000円を確認するところまでもまあ良いだろう。
だが、これを割るとなると話は別で、昨日まで書いていた31800円台まで落ちると、そこからの32000円が実はかなり遠くなる可能性がある。
単なるネガティブ思考なだけで済むかもしれないが、その時は今日でなくとも31300円程度までの下げは考えておく必要があるかもしれない。
おまけ:ドル円
142円25銭を割ったらもう1円くらい下げる、というのはどうやら当たったようだが、今の位置をさらに下がると139円70銭付近まで支えが見えない。
140円は節目だろうが、ここまで下げるとあまり意味を成さない気もするので、141円台で反発できるなら今のうちにどうぞ、といった感じだ。