昨晩のNY市場は3指数とも続落となった。
ただ、債務上限問題に関しては合意の糸口が見えてきたように思える。
今晩の会合で何かしらの方向性が出るのではないだろうか。
ダウは再び移動平均線の下に潜り込んでおり、こうなると浮上はなかなか難しくなるのだが、果たして今晩の朗報がどう影響するか、確認は必要だ。
今の位置を更に下抜けると、31000ドルも視野に入れることになるので、ここが正念場かもしれない。
NASDAQが値を消してしまったが、これは致し方ないだろう。
ここから再度上昇ができるなら、まだしばらくの間、上昇傾向は続くと思われる。
少なくともFOMCの利上げ停止が決まるまで、あるいはその後もこのままのベクトルが続く可能性はある。
ただ、解釈の違いで思わぬ方向転換となるケースもあるので、FOMC前後のニュースには留意しておきたい。
S&P500はNASDAQに引っ張られる形でダウよりも堅調に見える。
ここで債務上限問題が進むなら、S&P500は順当な動きとなりそうだ。
日経平均は押し目形成となるか
日経先物は昨晩、一時30500円割れとなったが、その後買い戻されナイトセッションの終値は30600円となった。
形としては押し目形成に見えるが、ここからざら場が始まるため、まだなんとも言えないところだ。
今日の日経平均はこの先物の値段に鞘寄せする形で下から始まりそうだが、こちらのチャートだけをみるとまだ下はありそうに見える。
下値目処は30400円割れだが、逆にそこまで行くと窓埋めが見たくなるもので、そうなると30100円台も視野に入ってくる。
上値はというと、一昨日の終値付近までが目安となりそうだ。
今日はここで日経平均の強さが試されるこちになるのだが、前場が一つの鍵になるだろうか。
ただ、ドル円の動きがドル高に向いている今、日経平均が再度上向くのは難しいのではないかと思う。
もちろんこれまでの日経平均の上昇と並行してドル円も上昇してきているだけに、この関連性をどこまで考えるかは別問題だろう。
本来ならドル高で日経平均が爆上げ、は考えにくいので、ここからは本来の形に収まるのではないだろうか。
となると、日経平均は押し目とはいえ踊り場形成でもあるかもしれないし、続落も視野に入ってこよう。
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