昨晩のNY市場は反発

ダウは217ドル高だったがチャート的には横這い。
先週木曜の高値からの調整は短時間で消化したように見えるが、この後の動きはまだ不透明だ。
関税問題を横目にこのまま上昇できるかどうか、週後半となる今日明日の動きには注目したい。
また、仮に高値奪還を成し得たとして、その後さらに続くのかどうかも気になるところだが、月の後半に控えるFOMCまでの間はある意味空白の時間帯とも言えるので、その間の市場関係者の思惑しだいと言えるだろう。
ゴールドマンサックスのコメントでは、短期的に上昇余地はあるものの下落の可能性は高い、と言った微妙な表現になっている点も頷ける。
いずれにしても7月後半はまだしばらく上昇の余地はありそうだ。
ナスダックは史上最高値を更新。

ざら場ベースでも終値ベースでも更新となり、NVIDIAの牽引が大きかった模様。
AI半導体関連の押し上げは物凄い勢いではあるが、正直これがまだ続くのかどうかは微妙だ。
先に書いた7月後半の上昇余地はあるとは思うが、これ以上は手放しで進める気がしない。
まだ弱気になるには早いだろうが、頭の隅には置いておくべきだろう。
先物110円高で日経平均は再び40000円台の挑戦権を手にするも、SQ前で上値は重い想定
夜間先物取引は前日の晩と同様に取引開始から上昇傾向が続き、一時39950円を付けた後に一気に200円超の下落、その後持ち直して朝6時の引け前に再び高値をつけての110円高となった。

意図的な動きが続いているように見受けられるが、SQ前と換金の用事がある投資家たちの都合といったところだろう。
今日もざら場は売りが出る可能性があるが、これまでのように引けにかけて買い戻されるというパターンとなるかどうか。
実質的にSQ前の売買となるため、同じ傾向が続くのか、変わるのか、注目したい。
日経平均は昨日と変わらずであれば寄り付きは高いもののその後は押されるという形が想定される。

ただし、今日で売りが切れるという見方もあり、早ければ後場に再び上昇していく可能性もある。
とは言え換金売りのための買い支えということも無きにしも非ずなので、昨日までがそうだったからという理由だけで引けの戻りに期待するのもどうだろうか。
上値は先週末の高値が最初の目安になるが、これは昨日も書いた40012円で、今日こそはと思いたいところでもある。
SQにはまだ1日早いが、SQ後の動きに対する兆しくらいは欲しいものだ。
何かが吹っ切れて仕舞えば一気に40400円くらいまで行っても良さそうなのだが、そう上手くはいかないだろう。
一方で下値目安はおとといの高値、終値、昨日の安値。
39816円と39688円、そして39573円だが、押してなお強しの形が取れるかどうかといったところだろう。
寄り付きから前場10時くらいまでは昨日と変わらないかもしれないが、動きが止まる値段には注意深く観察しておきたい。
昨日と比較して上で止まってくれるなら、40000円台に戻る可能性はあると見てもいいとも思われる。