週末のNY市場は反発となった。
11本の陰線を続けて漸く陽線となったダウは、498ドル高で、それでも43000ドル回復には至らず。
ただ、ダウ先物は43000ドル台に乗せているようだ。
いずれにしても上髭の長い陽線で、60日移動平均線と120日移動平均線の間にすっぽり収まった格好。
今晩から明日の晩でこの範囲を抜けて行けないと、暫くは調整鏡面が続くことになりそうだ。
クリスマス休暇で参加者が減っている状況で、ここから再度上昇していくには少々難しかろう。
逆に二番底探しのタイミングがいつになるかが気になるところでもある。
ナスダックも反発となったが、水曜の陰線の半値には届かずに失速、上髭となっている。
こちらはダウよりも調整色が顕著にでそうな形で、やはり二番底を見ないと下げ止まりは難しいかもしれない。
上値は先週水曜の陰線の半値の位置、19760ポイント付近が目安となるが、週末の高値位置付近でもある。
ここに再度到達して抜けていく必要があるのだが、今晩から明日の晩でそれが可能かどうか。
或いは、二番底を付けに行くタイミングはいつか、といったところだ。
先物170円高、一時39160円を付けるも引けにかけて失速、日経平均は二番底探しか
週末の日経先物は170円高、38880円となった。
一時39160円まで上げたもののその後失速して引けにかけて300円も下げている。
上下にひげを付けた格好で引けているが、この後ざら場の動きで同形が変わるかが気になるところ。
再度下値を伺うか、引けの売りの買い戻しが先行するのかなど、上下に動く可能性は十分ありそうだ。
買い戻しが先に入った場合は20日移動平均線の39059円付近や夜間取引の高値39160円が上値の目安になるが、一気呵成に上っていけるとは考え難い。
仮に買い戻し先行となったとしても週明けだけに続きそうにないと思われる。
その場合のその後の失速には要注意だろう
一方で下げ先行であれば60日移動平均線の38779円付近や120日移動平均線の38439円付近が下値の目安となるが、一応、夜間の安値、38340円も注意はしておきたいところ。
戻ることに越したことはないが、戻りきれずに38800円を割り込んだまま引けを迎えると、下げ継続となる可能性がある。
ただ、月曜の夜間取引で底を付けて戻ってくる可能性は十分あるので、あまり悲観的になりすぎてもいけないだろう。
これらを受けての日経平均だが、週末の金曜に陰線ながらも上に日足が出たので、今日、二番底確認は可能なかたちになっている。
ざら場で二番底確認となるか、今日の夜間で先物が先導するかは判断つかないところだが、うまくすれば一旦戻ることは可能に思える。
ただ、1週間後の大納会を考えると、今日明日の反発は少々早い気もするのだが、待ち焦がれた掉尾の一振があるとしたら、そのまま上昇を続けても罰は当たらないだろう。
尤も、そう都合よく上昇が続くのは難しいはずだし、逆にそうなったとしたら、来年の年初はかなり苦しいスタートとなる可能性があることは、覚えておきたい。
さて、先のことはさて置き、今日は先物の結果から下値と上値の差が出そうな1日になりそうだ。
週末は買い戻し一巡後に下げた格好なので、ここは買いではなく売りから入る可能性が高い。
その場合はの下値目安は120日移動平均線の39485円付近だが、先週木曜の陽線の半値の位置、38650円付近も少し気になるところ。
この辺りが節目となるかと思われる。
一方で上値の目安は20日移動平均線と平行チャンネルの下限付近の39039円で、これを抜けて引けられたら今日は御の字といったところだろうか。
その手前には先週木曜の高値38913円があるのでここが最初の目安だろうか。
割とサクッと手が届きそうな位置だけに、そこをキープする必要があるのだが、これが今日できるかどうか、あるいは引けでそこまで持っていけるかどうかが重要。
結果的に38900円を割り込んで引ける可能性も十分あるので、戻った時に値惚れしないよう注意したい。