米国大統領選挙の投票が始まりまだ途中の経過もほとんどないままNY市場は反発となった。
明らかに見切り発車のようなイメージだが、ハイテク企業の好業績もあっての反発とも言える。
また、FRBはいずれにしても利下げを行うと考えられており、為替がドル安に向かうなど、市場はやや混沌とした状況とも言える。
チャート的には2つのトレンドレンジの間を行き来する状態で、上値は今の所20日移動平均線付近まで伸びているが、この後これを上抜けることができるかどうかで上か下か決まっていきそうだ。
ナスダックも反発し、先日の急落時の高値付近、窓の下限までは戻している。
こちらもここから上に向かえれば再度上昇トレンドに戻れそうに見えるが、やはりこの後の動き次第といったところだろう。
選挙の結果は徐々に発表されていくが、昼過ぎには大勢が決するのが2回までまでの大統領選だった。
前回は4日後、今回も結果が確定するまで時間がかかると言われているが、とにかく成り行きを見るしかなさそうだ。
NYに釣られたか先物も320円高、日経平均はこの後揉み合いか
夜間先物取引は320円高、38980円まで値を伸ばした。
一時39000円台で推移していた時間帯もあったので、今日は39000円を挟んだ動きとなるか、あるいは先買が続いてもう一段上を目指すか、といったところだろうか。
ただ、選挙速報の内容によっては大きく動くかねない日なので、急落急騰には十分注意したい。
まずは寄り付きの日経平均は買い優勢でスタートとなりそうだ。
39000円手前からのスタートとなると先日空けた窓の上限付近からとなるため、窓を埋めるなら一旦38500円付近まで下げなければならないが、実際にそれが起きるかどうかは微妙なところ。
安値の目安としてはちょうど良いところではあるが、それとは関係なく、大統領選のニュースによってはそれ以上の急落もあるので、デイトレの向きは十分注意が必要だろう。
逆に言えば、選挙後は高いという話を鵜呑みにして急落は買いとするなら、それもありかもしれない。
上値の目安は1週間前の高値39417円となるが、これも大イベント中ではあまり当てにならない。
とにかく今日は急な動きに慌てず、急落があれば拾う程度のつもりで構えていた方が良いだろう。