昨晩のNYはダウが最高値を更新して続伸。

先週までのナスダックを想起させる上昇はあっぱれとしか言いようがない。
青天井なのでどこで止まるかはわからないが、大幅な上昇を見せた後に一旦調整が入るかと思いきや続伸してほぼ引けピンはなかなか見られない。
週後半に入る今晩あたりは流石に、とは思うが、今のところはハッキリ言うことは出来ない。
一方のナスダックは失速。

20日移動平均線を窓を空けて割ってしまった。
こうなると6月17日付近までの下落は念頭に入れておく必要がありそうだ。
様々な要因が考えられる中で、やはりここまで強引に引っ張って来た分の打って返しと考えるのが素直に思うのだが、どうだろうか。
これは日経平均にも言えることなのだが、金利動向やインフレ動向など無視してここまで無理やり上げて来たと言う感がある。
こうなるともうしばらくは落ち着くまで時間がかかりそうだ。
先物急落、日経平均は底打ちならず、再度底を探す展開に
昨晩の夜間先物取引は830円安、40250円での引けとなった。

正直昨日は少しばかり底打ち反転を期待していたところがあったのだが、やはり砂上の楼閣だったようだ。
ここで一気に売られた理由はもちろんナスダックのところでも書いたが需給の問題であり、強引な上げに対する打って返しと言えるだろう。
そう言った観点で考えると、現物の方は40000円割れも視野に入れておくべきだろう。

ナスダックとほぼ同じ日程で動いていると考えれば、6月17日の株価付近までの下げは念頭に入れておくべきで、まずは40000円のラインを割るかどうか、割るならいつ割るのか、となる。
上値は20日移動平均線の40484円が上値の目安となるが、昨日まで高い位置で踏ん張っていた分、底を打つのはもう少し先になりそうだ。
今日のところは一瞬の40000円割れはあっても戻ってこれるなら順当な下げも期待できるのだが、今日さらにざら場で1000円以上の安値で引けると、明日は更に39000円までが見えて来ることになりそうだ。
一転して下落局面が続くことになるのだが、期間的には20日前後でなんとかなるのでは、と思っている。