週末三連休の間にNY市場では攻守交代が進んだ。
ダウは4連騰となり4000ドル台を回復後、史上最高値更新となっている。
どことなく最近の日経平均の動きを想起されるような動きになっているが、金利状況やインフレ動向などに加えて大統領選の行方も気になるところだが、トランプ候補の銃撃事件も若干絡んでいるのだろうか。
数ヶ月前は「もしトラ」などと揶揄されていたこともあったが、現実味がかなり出てきたことで、解釈の仕方を変える向きもあるようだが、このままだと民主党は負ける可能性もかなり高くなってきたと言わざるを得ないだろう。
何れにしてもチャートだけ見ればなんのことはない、雌伏の時を過ごした結果、雄飛の時期を迎えた、といったような形になっているところが何とも言えない面白いところだ。
昨日の高値更新の後だけに、今晩の小売売上高の発表を受けた後の動きは重要になりそうだ。
ナスダックは調整一服。
日経平均よりは順調に見える形になっているがここは再度ダウについていくような形で上昇するためには踏ん張りどころだろう。
指標次第でもあるだろうが、利下げに対しては割と楽観視している向きが増えて来たようにも思えるので、ここから再度素直に右肩上がりの動きが見られるかもしれない。
尤も、米国はこの後バカンスに入る向きも増えてくるので、その前の動きが極端になる可能性もあるため、少々注意したいところでもある。
先物はほぼ変わらず、日経平均は調整続く
夜間先物取引は10円高、41180円とほぼ変わらずで引けている。
SQ超えで大きく調整の入った後だけに、どこまで反発できるだろうかと見ていたのだが、あまり大した動きはできていない。
まだ底打ちとは言い難い雰囲気でもあるので、もう少し調整は必要だろうが、今日のざら場と今晩の動き次第では、底打ちも可能とも言える。
20日移動平均線はまだ下にあるが、1週間前に少し動きが止まった時のラインが概ね4月からの平行チャンネルの上限のあるあたりにもなるので、その付近が今日の下値目安になりそうだ。
同様に考えると、日経平均は今日は調整になるだろうが明日以降で再度上向くチャンスはありそうだ。
下値の目安は40800円台で41000円割れとなるが、そこで踏ん張れれば素行力の斑点となる。
ただし、木曜の高値付近のチャートだけを切り取ればまだ下落は続きそうな感じもであるので、今日のところは判断しない方がいいだろう。
今晩の先物と、明日のざら場で調整が再度入るかどうか、はっきりするのではないだろうか。
仮に今日、大きく下げないのであれば、41350円付近までの上値目安にはなる。
そこから上は何とも言えないが、あまり高望みせずに今日のところはうまく調整してくれれば御の字、と考えておいた方が無難だろう。
先の下値目安をあっさり下抜いていくようなら、調整はまだ深いと考えることになるが、それはざら場で確認したい。