昨晩のNYはダウが反落する中ナスダックは続伸となった。
とは言え小幅安であり、上昇局面は未だ継続とも言える形で、続く指標待ちと言った格好。
ISMの非製造業景気指数が予想を下回ったことをことを好感して一時プラス圏でもあったものの、今晩が休場となるためか伸び悩んでの下げとなった模様。
休みを挟んでの明日の晩は指標が出揃うこととなるが、果たして白黒つけることができるかどうか。
政局がだいぶ怪しくなってきており、バイデン氏は再選どころか立候補すら危うくなって来た状況も鑑みると、少々難解な状況でもある。
一方でナスダックは順調に高値を更新しての引けとなった。
昨年の7月はこの辺りで一服したのち、再度20日向けて上昇という二段上げの格好だったが、今年はどうだろうか。
同様の形になるならば、明日の晩で一旦調整が入ったのち、数日後から再上昇、という感じなのだが、そう単純な話でもなかろう。
7月は比較的ナスダックの成績が良いのはアノマリーとして知られているが、高値更新がどこまで続くのかは明日の晩の動きしだとなりそうだ。
売りをこなしての先物100円高で日経平均も史上最高値更新目前
夜間先物取引は100円高、39700円での引けとなった。
すでに想定以上の強さが続いており、こういう時は素直に認めるのが正解なのだが、節目の41000円と史上最高値更新に王手となるか。
ここからは力勝負というか勢いが必要な場面で、理屈は横に置いておいて市場がどこまで乗っかってくるかと言った形になる。
あわよくばナスダックのように、このまま高値更新を続けていくような形になるならそれも良かろうが、素直に乗り切れないの日本の投資家たちには少々厳しい。
翻って今日の日経平均だが、上値の目安が掴みづらい位置に入っている。
ざら場史上最高値の41087円、あるいは終値ベースの40888円だが、十分射程圏内と言えよう。
先物の方は昨年11月からの平行チャンネルをここまで引き伸ばすのか、とも思いつつ参考にするなら、41060円付近という数字は出せるものの、何れにしても高値更新は否応なしに期待せざるを得ないところだろう。
木曜ということもあって、前場はおそらくそう言った方向感で動きそうだが、そこからが難しいところ。
今晩のNYが休場のため、良くも悪くも先物のみが明日につながる動きとなるため、やり方次第ではどうにでもなりそうだが、今週踏み上げられていた売方が再度持ち直すかどうかと言ったところだろうか。
何れにしても高値更新は十分あるだろうが、用心するに越したことはないので、ここまで上手くいっているのであれば半分以上は外すべきタイミングであり、上手く行ってないならここは様子見しつつ手控える感じだろうか。
少なくともここから大船に乗った気にはなれないのだが、かと言って今日下げる想定もしづらいのが現状だ。