昨晩のNYは反発。
ダウは201ドル高、37522ドルと20日移動平均線を抜けての引けとなった。
一応希望通りというか想定の範囲内で良い方に向かってくれたわけだが、今晩もう一段上に上がるか維持できるならば、という欲張りな条件を付けたい。
そうでなければやはり調整はもう一段あって良さそうな形になっているので、厳しいことを言うようだが上向くには必須条件になる。
経済指標は依然強いままだが、それでも予想から大きく逸脱するようなことにななっておらず、利下げはまだまだ先だが利上げするほどのことではない、という状況が続くのならば、市場も安心できるはず。
今はまだそこまで信用できるほどの環境でないので、慎重になる必要があるだろう。
ナスダックも続伸、こちらは昨日書いた下降トレンドを上抜いてきた。
ここを維持できるのなら再度短期的な上昇は可能だろうが、まだ何とも言えない。
半導体株が波に乗ってくるのなら、それも可能だろうが、こちらもまだ余裕を持ってみていられるほどではないので、週末となる今晩の様子を見てから、となるだろう。
月の後半となる来週は、ダウにしてもナスダックにしても、この先の方向性を決める重要な週になりそうだ。
夜間先物が36000円台に飛び抜け、日経平均は息を吹き返す
日経先物の夜間取引は480円高、36070円となった。
昨日の朝イチの下げ以降、随分と強かった印象だったのだが、夜間取引でここまでされると、週末ながらも今日の日経平均は高値付近での推移となりそうだ。
日経平均の高値は36239円なので、これに迫る可能性はあるだろうが、まずは36150円付近までを目安としておきたい。
並行チャンネルの上限付近になるのだが、前場はこれを目標にして、足場固めの相場になるなら、後場に抜けるチャンスもあると思う。
もちろん一気に高値を目指すこともできるだろうが、その場合は少々無理があるので、後場から引けにかけて売られて終わり、と言うことにもなりかねないので、ここはじっくり言ってもらいたいのが本音ではある。
一方で、先物高からスタートして売りが嵩むような展開になると、週末ということもあって上値は重くなりがちにもなる。
その場合は36000円を付けた後、ズルズル下げて結局36000円割れ、一昨日の始値の35850円付近まで下げていく可能性もある。
それでも十分高い位置ではあるが、ここで上髭が伸びて終わるのは正直嬉しくないので、できたらこの展開は避けてもらいたいところだ。