2023年11月20日の日経平均は197円安、33383円で大引けを迎えた。
一時33853円を付けて高値更新となったが、その後はスルスルと下げて行き、結果は197円安となった。
これで、チャート的には頭打ち、調整入り濃厚という形になったので、下値はともかく明日は何か特別な思惑や材料や都合がない限りは、一旦調整となるだろう。
やはり月の20日ということで、買い戻しのピークともなったであろう今日の前場は、9時半を前にして一気に上り詰めて一気に駆け降りてきた格好。
流石に絵に描いたような動き方だっただけに、意外に冷静にみていた投資家も多いのではないだろうか。
過熱感こそなかったものの、やはりこの位置でこの時間帯に入ってしまったら、売りも買いも手仕舞いとなるのは致し方ない。
難しいのはここからで、調整がどこまでになるのかが、祝日を挟むことになる今週末と月末に向かう来週は、どちらも反転し辛いと想定されることだ。
この後再度高値を取りにいくチャンスがあるとしたら、12月のSQ前の週が思い浮かぶのだが、まだそこまで日数が多いので、場合によっては大きな押しとなって結果的に年内の高値はここまでだった、という事にもなりかねない。
そういった意味で、12月の高値チャレンジがあるかどうかを見極めるには、今週の調整幅がどの程度かを見てから、となりそうだ。
33187円、33096円と33000円が下値目処
ここで反転下落となると、下値の目処はやはり過去の高値ライン、33187円と、先日開けた窓の上限の33096円、その下の節目の33000円といったところ。
この三つのどこかで引っかかって止まってくれるなら、12月に再度高値のチャンスが巡ってくると考えて良いでだろう。
それ以上の押しになると、12月に入ってからSQまで2週間あるとは言っても、戻していくには少々難しくなると思われる。
逆に今週一気に下げた上で、来週から少し戻しつつ横這いの調整ができるならそれでも良いのだが、最近の相場は上下大きく動くことが多いため、あまり緩やかな動きは期待し辛い。
まずは明日明後日の動きを見た上で、来週以降の想定をしつつ金曜に備えてみる、という形が無難ではないだろうか。
もちろん、しばらく休むというのも手なので、そこはゆっくり考えても良いと思う。