週末のNYは222ドルだか、34061ドルと34000ドル台に乗せてきた。
その前日、木曜の夜がまた600ドル超の上昇と、日経平均同様、アホみたいな上昇が続いているが、窓が2個目という点が若干救いだろうか。
これだけの急上昇だと正直トレンド形成には至らないというのが個人的な見解で、再度押してまた上昇して、という形で下値を切り上げていくような動きにならないと、下降トレンドが転換したとは言い難い。
そういった理由で今は一時的な上昇と捉えているのだが、何にしてもここまで戻ってきているのだから、移動平均線の位置くらいで維持したいところだ。
そう言った意味では週明けもう1日くらいは上昇してもらいたいとも思うが、それはちょっと都合良すぎる相談かもしれない。
ナスダックも然り。
ダウに比べるとまだ戻り余地は残っているものの、こちらもそろそろ戻り天井となりそうな位置になっている。
ただ、ダウとは違って若干移動平均線がばらけているので、下支えとしてはダウよりも強固に見える。
押すとしても13100ポイント台を維持できるなら、上昇トレンドに転換できるかもしれない。
とにかく、ダウもナスダックも下値を切り上げる格好になっていかないとならない点は同じで、トレンドが変わっていくにはそれが年末に向けて実現するかどうかにかかっている。
CME先物32735円の罠
日経先物の夜間取引は10/3の朝で終わってしまったので、その後はCMEやSGXの先物だけが動いていたのだが、全くもってやってくれた。
終値が32735円と、大証先物から見て405円高、日経平均から見ると786円高と、全くもってふざけるなと言いたい引値になっている。
ただし、ふと気づいて先日の安値と10月頭の安値と高値を使ってトレンドレンジを作ったところ、ちょうどレンジの上限が高値付近となったので、ここが目標だったのだろうか、とも思える。
こう言った辻褄合わせができるようになったのならなら想定は可能な範囲になってきたとも思えるので、少しだけ気が楽にはなるのだが、そうは言ってもこの800円の差は流石に大きい。
日経先物からしても400円の上昇となるためつなぎ足のチャートとしては珍しく窓が空く格好になるが、SQまで日がないのでこれまたなりふり構わず上下することだろう。
33000円タッチでSQは32500円が妥当か
日経平均の位置はこの際あまり意味をなさない状況となっているが、それでもSQまでのレンジを想定すると、オーバーシュートで33000円まで行ったとして、それを維持できるほどの環境ではないと思われる。
そう言った観点からすると、SQは32500円付近、あるいは32750円付近が妥当ではないだろうか。
ラージのSQではないのでどちらかというとオプションの都合で上下するのだろうと予測されるが、そこに売り方が付いてくるので意外に値幅が出てくるようにも思える。
そう考えたら33000円は1回は取りに行ってもいいだろうし、仮に届かなくても十分仕込むことはできよう。
SQ後はそれらの反動で一時的に落ち込むことになるだろうが、そこで落ち着いてくれれば再度上昇トレンドへの転換はダウよりも難しくはない気がしている。
少なくともここから売りに転じるのは少々早すぎる展開になると思われるため、下値はあまり気にしなくていいいと考えているのだが、それは月曜にわかることだろう。