前場の日経平均は394円安、31365円での引けとなった。
この位置は過去高値ラインの付近で、これを割り込むとなると、下値が見えなくなってくる。
心理的な節目の31000円、30500円くらいになるのだが、それ以外の手がかりは週足にも月足にも無く、5月に空けたままの窓が目安になるくらいだろう。
ここまで下げるには何かしらの理由があるべきで、例えば日銀のETF買入停止やリバランスといったことが明確になってくるなど、市場に大きなインパクトを与える何かが見え始めているのかもしれない。
何れにしても後場の動き、引けの位置は重要で、31300円台は最低限必要となる。
120日移動平均線までが上値目処
31526円がEMAの120日移動平均線の位置なのだが、この近辺まで戻れたら「頑張ったな」といっても良い水準。
最悪でも31300円台、できれば31370円くらいで引けてくれるなら、なんとかなりそうではある。
これを割り込んでしまうと31000円と30500円という数字が出てくるので、あまり嬉しくはない。
日本市場はまだしも、NYが今ひとつ怪しい、特にダウが難しい状況なので、今晩次第のところもあるのだが、まずは今日の引けがなんとかなってないと、その前提に立っての明日の反発なので、目先の動きをまずは注視したい。