昨晩のNYはまちまちな結果。
ダウは74ドル安、33433ドルと下落が止まらない。
政府機関の閉鎖回避ができたと思ったら今度はそのおかげで債券利回りが上昇したための下落、などといった訳のわからない理由をメディアがつけているのだが、まあとにかく下落が止まらない。
そろそろ止まって良い水準に来ているはずなのだが、下髭の長さがそれを物語ってはいるものの、なんとなくまだ止まらなそうにも見える。
ここで反発とまでは行かずとも、33500ドルから上の水準に戻っていけるなら、今晩あたりになるかもしれない。
一方のナスダックはなんとか底を打った形にはなっている。
ただ、ここから反発と言える形になるには先週デッドクロスした移動平均線を抜けていかねばならず、少々厳しい道のりに見える。
そういった見方からすると、まだしばらくは低空飛行となりそうだ。
日経平均は夜間先物31600円割れで再度下落の危機
ご覧の通り先物が夜間取引でも下げてしまった。
昨日の引け後の、「明日の想定」の下限まで届いているので、再度そこからのスタートとして想定せねばなるまい。
こういった引け後の想定がその日の夜間取引で実現してしまう想定の前倒しがしばしば起きるようになってきて、正直鬱陶しい限りでもあるのだが、そういった意味で先物の夜間取引が本格的に現物と同期していることでもあるのだろう。
さて、現物のチャートを見てみる。
31600円付近からのスタートとなるので、一旦下げの想定から入るなら、まずは過去高値ラインの31371円になるのだが、その前に心理的節目になる31500円が概ね下降トレンドレンジの下限にもなっているので、そこで引っ掛かってくれるかどうか、だろう。
下髭は31300円台まで伸びたとして、陰線になるにしても今日の引けが31500円台で収まるなら、なんとかなっていきそうにも見える。
ただ、二日新甫は荒れるという格言の通りなら、そうは問屋も卸してはくれないだろうから、先の下落も想定しておく必要はあるだろう、
その場合は31000円割れも視野に入ってくる。
因みに今日の高値目処は昨日の終値の31759円になるが、あっさり上抜けてくれるならそれも良し、という程度に考えておく。