週末のNYは反落。
ダウは158ドル安33507ドルとなったが、ほぼ寄り天となった。
始値から比べて終値でも380ドル、安値に比べると500ドル近くも下げたことになる。
結局、政府予算の繋ぎ騒ぎとストを不安材料した需給の都合によるところが大きいと思われる。
ただ、これで月末の用事が済んだとしたら、一応底打ちとなるはずなのだが、今週は問題解決のタイミングと重要な指標の発表が続く中での動きとなるので、まだ予断は許さない状況が続きそうだ。
ナスダックは小幅高だったが、こちらも長い陰線となった。
ダウよりはやはり状況的には良いのだが、米国全体のファンダメンタルズが落ち着かないことには、素直に上昇しづらいと思われる。
今週は先の問題や指標を掻い潜っての推移となるため、底堅い動きを期待したい。
先物が60円安で今週も辛いスタート
日経平均は週末、14円安の31857円で取引を終えた。
先物の夜間取引は60円安の31800円と若干の下げ。
今週は先週木曜の安値を維持できるかどうか、横這いから少しでも反転できるかどうか、という見極めの週となりそうだ。
下値の目処は過去の高値ラインの31371円付近までを想定するが、出来ればそこまで来てほしくはないのが本音。
週初はその上の120日移動平均線31520円前後で止まって欲しいし、欲を言うなら先週木曜の安値31674円までとしてもらいたところ。
スタートが31800円そこそこなら、不可能ではないので、何とか頑張ってもらいたい。
一方で月初ということもあり、買い需要も多少は期待できるはずなので、上値を目指すなら32000円までとなるだろう。
一気には難しいだろうし、週初の日銀短観と金利に関するコメントの解釈によっては売り圧力も高まりそうなので、あまり期待はしづらい。
ただ、逆に短観の結果次第では上昇となる可能性もあるため、その場合は32000円を抜けて60日移動平均線の32300円付近までを上値目処とできるだろう。
少なくとも週前半はこれらの範囲を想定しておけば、概ね対処は可能と思われるので、あとは月曜朝を待つことになる。