きっかけは関係者の記事、理由は別
昨晩のナイトセッションで先物が気分よく33200円台まで登ったところで急落。
引けは32570円だったが、タイミングがNYそのものの急落も同時だったので、正直そのネタで本当に下げたのかイマイチ腹落ちしない。
報道内容としては「YCC運用の柔軟化」などといった小賢しい話だが、実際のとこは利幅制限を緩めようというだけの話。
これだけでここまで円高に振れるのは正直納得がいかない。
これら一連の動きのきっかけは先の通り「関係者」のリーク情報だろうが、理由は別にあると思う。
ここ数日ドル円は142円手前で下落、円高方向に振れていったのだが、株式市場はほぼ横ばい。
このアンバランスさが気になってはいたのだが、日銀のYCC修正はないという確信からあまり気にしていなかった。
だが、本当に何もなければドル高でいいはずが円高に触れていること自体妙な話で、そういった為替の都合に今回の件が起きたことでトータルでの帳尻は合った格好になった。
そう考えると一応全体間の辻褄は合うのだが、この動きのズレがどうにも理解不能ではある。
考えても仕方ないのではあるが。
32000円台舞い戻りで普通の週末となるか
正直いってこうなると、また32000円台での動きとなる、としか考えられないのだが、実際に最終的な結果は11時〜12時の間くらいではっきりする。
その際の動きは再度のこともあるから、悲観だけではないだろうと思われるが、現時点で今ひとつ頭が追いついていない状況だ。
それでもと捻り出すとしたら、これが事実で真剣に向き合うなら下値は32000円を割れてもおかしくはなく、逆にこの一件が本当に茶番なら、33000円にまた戻っていくことだろう。
YCC修正が本当に起きるなら、経済は正常化に一歩進むということなのだから、本来であれば株式市場も歓迎でいいはずだが、実際のところは企業業績に一時的にせよ圧力がかかるので、それらに対する不安から売られることになるのは理解できる。
ただ、この様な一部の怪しい「関係者」などという連中の言に端を発した動きは納得できない。
もちろんこういったことは実はいつものことでもあるのだが。
少々感情的になり過ぎているので、頭を冷やしてから相場に向かいたいと思う。