2023年7月24日の日経平均は、396円高、32700円で大引けを迎えた。

概ね昼に想定した範囲での小動きとなった。
明日は今日空けた窓を埋めに押しが入ったあと、32300円そこそこで反発して戻ってくる形を想定している。
大きく売られる理由もなければ大きく買われる理由もないこの状況だが、30000円台に入っている日経平均としては、1%の上下でも300円超の値動きとなるので、数字の見た目ではそこそこ動いているように見える。
そのためメディアでは「三日振りの反発」と題してさも大きく動いたように見せるのだが、実際はチャートを見ても分かる通りの小動きである。
そういったメディアの煽りにはくれぐれも注意していただきたい。
前場窓埋め、後場持ち直し
明日は今日よりも値幅としては大きくなりそうだが、少なくとも前場は一旦売りが出て下げると考えている。
32300円台で、場合によっては32400円台で止まる可能性もあるが、オーバーシュートで32200円台までは想定しておきたい。
今日のように早い時間帯で窓埋め達成した場合は、そこから一旦上昇して32500円台はクリアできるのではないだろうか。
ただし、500円に届かない場合は、後場含めて弱含みのまま推移する可能性もあろう。
その時の上値目処は20日の終値32490円付近。
これを抜けられるなら、今日の安値32554円が上値の目標となって、もう一段上なら始値の32648円までとなりそうだ。
この想定が根底から崩れるような上昇がもしあるなら、あるいは下落があるなら、何かFOMCで大きなサプライズが出る可能性があるか、日銀会合のサプライズが見込まれているか、だろう。
実質的にあり得ないので読み流しておいてもらいたい。