昨晩のNYは続伸。
ダウが317ドル高と大幅に上昇し、三日ぶりに34000ドル台をつけた。
利上げと景気の相反する米国だが需給のバランスによって33500ドル〜34500ドルのボックスで動いているようにも見える。
理由はともあれおかげで先物も一時32000円が見えていたところから32320円まで戻ってこれた。
今晩のCPIにもよるだろうが、しばらくは行ったり来たりのボックス相場となるかもしれない。
ナスダックはリバランスの話があったものの、それでも上昇しているのだから大したものだ。
実際は大型銘柄の割合を減らすだけなので、指数としてはそう大きな影響はないはずなのだが、個別の銘柄にとっては大きいとも言える。
もちろん今後は、これまでのように一部銘柄で一気に動く幅が減ると言った影響はあるだろうが、総じて落ち着くことは良い方向に向くでのではないだろうか。
先物は一時32000円割れかに見えたが割らず
昨晩の先物は安値32040円までつけたものの、32000円割れには至らず、NYの堅調もあって32320円での引けとなった。
かろうじて何を免れた格好だが、今日はこのチャンスを活かせるかどうか。
SQ前だが流石にこのタイミングでもうプット勢は次の限月に目が入っているだろうから、あとはコール勢の手仕舞いがどこまで進んでいるか、と入ったところ。
なのでこれ以上の大きな売り圧力はそう無いのではとも思うのだが、だからと言って上昇圧力になる要素はあまり見当たらないのも正直なところだ。
買い上がるには理由も必要だが、その理由が今ひとつ見つからず、需給のみでの動きは少々辛い。
32700円まで行けるなら良し
などと愚痴っていても始まらないので、今日の想定をしてみるのだが、先物に鞘寄せしたあと上ソフトなった場合、まず32500円は通過点になりそうで、そうなると一昨日の高値32558円が最初の上値目処となる。
これまでは勢いも無かったのでそこで止まっていたのだが、仮に今日抜けてくれるなら、20日移動平均線の32716円がもう一つ上の目安となろう。
上値の期待はその辺りまでにしておくとして、下値はというと、やはり先物の動きをなぞるとしたら、32000円飛び台を考えるが、流石に昨晩あってのことなので、押して32200円割れる程度で済むのではと思っている。
もちろんここで絶望をつきつけるなら、一気に32000円割れ、というストーリーもなくは無い.
ただ、そこまでする理由も今のところは見当たらないので、せいぜい日銀をネタにした綱引きが続いて今日は期待外れの横這い、という結果が最悪のパターンとなってくれそうに思う。
機械受注の結果が1つのネタになってくれたら、と思うのだが。
まずは弱気払拭ができるかどうか、前場の動きに注目したい。