ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏によるクーデター(?)騒ぎが週末、あっという間に幕引きとなった。
これによる市場への影響はおそらく限定的ではあるが、月曜の日本市場に現れると思われる。
こういった際にはまずは売りから、というのはよくあることだが、実際はそいう長く続くことはないだろう。
ウクライナとロシアのこの戦争が終結に向かうとすれば、いろいろな商品市況は改善に向かうだろうし、世界経済への歪な負荷が軽減されるはずで、そうした結果本来の姿に戻っていくことになる。
一旦売られたとしてもそこで現金化された後は必要なところに買い戻しも入るし、これまで原材料高の原因だったのだから、それらが軽減されるとしたら製造業や一部の内需物にも買いが入ることだろう。
インフレにブレーキもかかる可能性もあり、銀行株には少々不安もあり売り買い交差しそうだが、どこまで投資家の目が向くかはその時になってみないと流石にわからない。
荒れる寄り付きはやり過ごすべき
寄り付きはやり過ごして、下げるなら底を、買われるなら天井を確認してから。
月末のややこしい時期なので、おそらく落ち着いたら本来の方向性が出てくると思われるから、いずれにしても無理は禁物だ。
この日1日で決める必要もないのであれば、火曜もしくは28日の月内最終を見てからでも遅くはないだろう。
要は慌てずに少し間を置いてから様子を伺って、後は普段通り参加していけば良いのだが、得てして動きに絆されてしまう事もあるので、心配なら9時は見ない方が良いかもしれない。
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