前場の日経平均は一時31424円をつけたもののざら場高値31560円には及ばず、前引けは236円高の31384円となった。
この位置は先日の高値を記録した際の始値であり、また1990円8月1日の終値付近でもあって、なかなか抜けきれないようだ。
この位置をざら場ではなく終値ベースで抜けるなら来週も期待が高くなるのだが、ここを抜けきれないと今日はここまで、という雰囲気が強くなってくる。
後場の1時過ぎと2時半からの動きに注目で、その際に抜ける事ができないと、普通に下げて終わりとなろう。
今夜のNYの動向や如何に
まだ後場も終わっていないのだが、目線を来週に向けてみると、今晩は非農業部門の雇用者数発表がある米国だが、予想はだいぶ低めの数値で、先日のADP雇用統計にもあったように予想を大幅に上回るなら、利上げ再開の声も増える可能性がある。
今のところは利上げ停止で利下げはないという見方になっているが、状況が変わるとダウの昨日の上げも帳消しとなるので、そうなると先物の動きも変わってくるため、来週のスタートが怪しくなってくるだろう。
特に問題がないのであれば、急伸はないにしても現状は維持されそうなので、その場合は再度、来週高値更新へのチャレンジが見られると思う。
これを念頭にしつつ、後場の動きを見て来週に備える必要があるのではないだろうか。
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