昨晩のNYはまちまち。
ダウは一時400ドルを超す下げを見せたものの引けは221ドル安で33309ドルとなった
この位置に来ると少々戻りは厳しくなるのだが、今晩の動き次第でもう一度上昇トレンドに戻れそうかどうかが見えてくるだろう。
今のところは9割の確率で下げが予想されるのだが、5月5日の様な劇的な反騰で返り咲きということもあるので、決め付けきれないのが正直なところ。
この辺は素人の甘えなのだがお許し願いたい。
仮に下に向かう場合、NYのSQまでの間に33000ドルを破れて32700ドル付近まで行く可能性があるのだが、マスコミの米国債務超過問題による誘導はもう一段下の31000ドル台だろうから、今はまだかなり遠く感じるので、この2段下げ予想は外れる可能性もある。
もう一つのパターンは、SQまでBOXで動いてからの下げで、その場合のBOXの範囲は33100ドル台〜33600ドルまでの間と行った想定になるのだが、さて、どうだろうか。
利下げ観測でNASDAQが強い
5月に入ってからというものの、NASDAQの強さが目立つ日が多い。
4月のNYのSQまではダウと概ね同じ動きだったが、その後の上昇はやはり利下げ観測が強まったことによるものだが、もう1つにChatGPTやGoogle BardといったAI技術によるMSやアルファベットの上昇が牽引している部分もあろう。
こうした流れは無視できず、ダウがどうなろうとNASDAQは独立独歩できるのがNY市場の良いところで、場合によっては更に新値を取ってくる可能性もある。
さっと引いてみた短期トレンドレンジと下値支持戦は思っていた以上に機能している様なので、SQまでに12380〜12450ポイントといったレンジで新根を取れそうに思っている。
気になるのはテクノロジーセクターで何かマイナス面の話が出た場合にこの想定は一気に崩れるので、金融不安のニュースの中でテクノロジーセクターに関わる様な内容には注意を要したい。
SQで日経平均は素直な動きに戻れるか
昨晩の先物はまたもや下値をつけたのちに反転、一転してプラス10円で引けるという、連休前後から続いている妙な動きが続いている。
決算発表が続く中でのこれまでの動きはどうしようもないのだが、今の所下値支持線には触れてもおらず、順調そうに見える。
これがSQを跨いで尚且つ決算発表シーズンを終えた来週、しがらみがなくなった後にどう動くかが肝なのだが、その辺りが見えてくるのはやはり10時過ぎか後場かといったところ。
売り方がだいぶ売っていたから、という話も出ているが、マイナーSQということもあってロールオーバーもあるのではと思うと、やはりここから6月のメジャーSQに向けての動きが出てくるのではないだろうか。
そうなるとこの位置からは上は難しく、徐々に、あるいは一気に下げに転じる可能性は高いと考えている。
このSQで下がるのか、週明けから下がるのかは正直わからないのだが、下値目処はまずは28700円付近まで上がってきた短期移動平均線で、これが何日でタッチするのかによって次の下値と底値の目処が見えてくるかと思う。
一気に行くなら28100円が一旦の底値になりそうだが、じわじわ下がっていくとなると28000円割れまで考えておく必要があるだろう。
とはいえそれがわずか2〜3日で実現するとは思ってはいない。
備えるには時間はあるだろうから、まずは確認をしてから動くのが良いだろう。
逆に上値を取りにいくとしたら、29300円台が目処で、それを抜けることはまず無い、と考えている。
そのため、意に反して上がった場合は、準備がかえってしやすくなるので、上がっても焦らずにどっしり構えておくべきだと思う。
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