昨晩のダウは反落。
ダウ58ドル安の33618ドルと、前日の上げに対しては1/3よりも少ない押しで済んだが、やはり勢いがなくなっていて少々分が悪くなっている。
S&P500とNASDAQは僅かに続伸だが、それぞれ趣を異にしている。
前者はダウ同様煮えきらない様子だが、NASDAQだけは高値更新が続いており堅調に見える。
仮にこの後調整があったとしても、再度立ち上がっていけるのでは、という形に見えるので、6月以降も期待できるかもしれない。
折しも利上げ停止、金利引き下げなどの話が出始めており、この後の流れはNASDAQにとっては良い傾向に見える。
他国の指標待ちを隠れ蓑にする罠
先物主導でしか伸びない日経平均はどうも期待できそうにない。
今日はまだ頑張ってくれそうだが、先物主導のままの形ならば上値は限定的で、昨日書いたような新値を目指すことはまず無理だろう。
これを払拭するにはまず5月2日の始値29278円を取りに行かないとならないのだが、果たしてざら場で指数主導でそこまで行けるのか、正直疑問だ。
大きな下落はないかもしれないが、上値を積極的に取りに行けるような勢いが見られそうにない気がしている。
これで先物主導で一転下げに向かうと厄介で、残った窓埋めから4月末の上げの半分を消してしまうような動きになると、SQ後がものすごく不安になる。
下を見れば下支えがいくつも見えるのだが、かえってそれが目標になってしまい下げを容認することにもつながるためだ。
とは言えここで上がったとしても短命なのは想定内であって、5月の下げ始めは以前から日本のSQかNYのSQを目処に考えていたので、それが数日早まるかどうかということでもあるから、そう騒ぐことでもないと言えばそうなのだが。
週初の予想では今日、その方向性が見えるだろうと書いたが、日経平均が新値を取ることは厳しいと書いてもいたので、まあ想定の範囲内となるが、逆にNYの反転上昇はあまり期待できないこともあって、日経平均が独立独歩の姿勢を見せない限りは良くてこのまま悪くて今日続落という形になっていくのでは、と思っている。
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