ダウは1週間の上げを帳消しにする下げを見せ、相変わらずの傍若無人な動き方だった。
パウエル議長のタカ派発言は当初から想定されていたにもかかわらず、結果下がった理由が「思っていたよりタカ派だった」という馬鹿げたマスコミの解釈に、正直頭を抱えるしかない。
単純に考えてここ1週間でなんで上がったのかよくわからないのだが、まあ上がったのだから良しとしようと思ったところで振り出しに戻されると、結局売り買いの都合かよとしか思えなくなる。
そうで無くマスコミのいうとおりの理由だとしたら、大変申し訳ないが市場関係者は全てひっくるめてバカだという結論に至るのだが。
まあ愚痴をここで書いても何の影響も世の中には与えることができないので、ほどほどにしておくとして、この後の展開を考えてみると、まあ反発くらいはするだろうという予想はできる。
半値戻しと良く言うが、11月頭の似たような形を想像できるのなら、またぞろ今晩は買い戻し宜しく急反発して素知らぬ顔で再び上昇していく可能性もあるだろう。
いや、能天気な楽観ではなく、終焉への通過点という見方からの想定であって、決して頭お花畑ではない。
NYのイベントとしてはこの後CPIやらSQやらFOMCやらと盛りだくさんであるのだから、それらを利用しない手はない、と考えるのが米系大手証券の方々の仕事だ。
ここは需給を無理やり動かしてでも、とにかく上げて支えて最後に落とすくらいは考えもするだろう。
なので一方的な下げはまだないのでは、というのが今の認識になる。
というのも225先物のナイトセッションがこれまた底堅かった。
これまでのパターンだと陽線が大きく続いた後に下げた場合、最後の陽線よりも下で陰線が出ているのだが、今朝の結果を見る限り、上髭が前日の陽線を抜いているあたり、少々様子が違うなという印象を受ける。
些細なことだがもしかしたら、という気にもなる形だ。
あくまでもチャートはチャートなのだが、チャートを無視したらこのブログを書いている意味もなくなるので、ここはきちんと認識をしておきたい。
アイランドリバーサルにはならない?
さて、では日経平均は、というと、225先物のナイトセッションが28200円付近なので、どうにか窓は空けずに済みそうな気配だ。
仮に空いたとしてもすぐに埋められそうな位置でもあるので、ここは一旦、安心しておきたい。
どちらかというと、いっそのこと6日に空けた窓を閉じてくれたら、とも思うのだが、流石にそれだと動き過ぎになるので、ここは我慢しておくとして、とにかくここでアイランドリバーサルなんぞを作られた日には、チャーチストとしては下がるとしか言えなくなってしまうのだから困りものだ。
個人的にはSQまでの維持からNYのイベントとSQに向けて第1弾の下げ、その後の連休とFOMCで第2弾の下げ、と言うのがシナリオだ。
最終的に権利付最終日前までの下げで権利を取ってゴール、月替わりでさらに下げると思っていると意外に底堅くなっていて、4月から需給が変わってまたぞろ急に上がる、なんていうパターンが今のところ思い浮かんでいるのだが、果たして実際はどうだろうか。
昨晩のNYの寄り付き前にはあんなことも書いていたのだから、自分の考えも当てにはならないのだが。
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