
直近のNY市場(2/20金曜・現地終値)は、ダウ+0.47%・ナスダック+0.90%と揃って反発した。コアPCEがインフレ上振れを示し波乱含みで始まったものの、最高裁によるトランプ関税措置無効判断を好感した買いが入り、引けにかけて水準を切り上げた。一方で、トランプ大統領が「全世界向け10%一律追加関税」を表明したことで上値は重く、強気一色とは言い難い内容でもあった。本日(2/24)はこのNY終値を引き継いだ形で日本市場が再開する。
「TACOトレード」が下支え

直前の2/20終値は49,625ドル(+231ドル、+0.47%)。トランプ関税を材料に一時下落したものの、「TACOトレード(Trump Always Chickens Out=最終的に妥協するという読み)」の記憶が根強く残る投資家心理が押し目買いを呼んだ格好だ。
今晩(2/23 US月曜)の想定レンジは49,200〜50,100ドル。
NVIDIA決算前のポジション調整が出る可能性があるため、一方的な上昇は見込みにくい。ディフェンシブ・セクター(ヘルスケア・生活必需品)への資金シフトが続くようであれば、ダウは底堅くとも50,000ドルへの到達には時間を要する展開になりそうだ。上値は米国債利回りの動向次第で、10年債が4.5%を大きく上回る局面では売り圧力が強まる点に注意が必要だ。
想定高値:50,100ドル 想定安値:49,200ドル
NVIDIA決算待ちで神経質

2/20終値は22,886(+203、+0.90%)。通信・メディア系が+2.65%と指数を牽引した一方、情報技術セクターはやや出遅れた。アカマイ(AKAM)が決算失望で-14%と大幅下落するなど、個別の選別圧力が高まっている。
今晩の想定レンジは22,500〜23,200。
25日(水)のNVIDIA Q4 FY2026決算が最大のカタリストとして意識されており、前日となる今晩は「様子見→ポジション調整」の色彩が強まりやすい。半導体指数(SOX)の動向が鍵で、事前にSOXが下げるようであれば23,000を下回るリスクがある。逆に決算期待で半導体株が買い直されれば23,200超もあり得る。AI成長への期待そのものは根強く、大崩れは想定しにくいが、25日を前にしたノイズが増える可能性は高い。
想定高値:23,200 想定安値:22,500
57,000円台奪還の試金石

2/20終値56,825円、CME先物は57,155円水準で夜間推移しており、本日の寄り付きは57,000〜57,200円台が有力だ。天皇誕生日をはさんだ3連休の間も先物が底堅く推移した事実は、買い意欲の維持を示している。
本日の想定レンジは56,700〜57,600円。
寄り付きは前述のとおり57,000円台と予想する。前場は祝日明け特有の「方向確認の時間帯」となりやすく、出来高が膨らまないうちは57,200〜57,400円で揉み合う展開を想定する。後場はNY先物(Eミニ S&P500)の動向と為替(ドル円)の動きを受ける形となるが、積極的な売り材料がなければ57,400円前後での大引けが基本シナリオだ。
上値の節は直近高値57,467円。ここを明確に超えると、57,800円〜58,000円の抵抗帯が次のターゲットとなる。一方、下値のサポートは57,000円(心理的節目)、割れると56,500円が意識される。
想定高値:57,600円 想定安値:56,700円 基本シナリオ大引け:57,300〜57,400円
現物に先行して57,000円台復帰を先取り

本日の日経先物(大阪取引所 3月限)の日中立会は57,000〜57,700円の範囲内での推移を想定する。
夜間取引で57,155円水準を維持してきた先物が現物の再開に合わせて買いを集めれば、前場に57,300〜57,400円まで駆け上がる可能性がある。ただし57,467円(直近の現物高値)近辺では戻り売りが出やすく、この水準を超えて定着するかが本日の最大の焦点だ。57,500円を日中終値ベースで超えてくれば、明日(2/25)以降の追加上昇に向けたモメンタムが生まれる。
後場はドル円が155円を維持できるかを注視したい。円高に振れる局面(153〜154円台)では先物に売りが入りやすく、57,000円割れを試す展開もあり得る。NVIDIA決算前の調整リスクを念頭に置き、57,000円を割り込んだ場面では持ち高を軽くする判断も一考に値する。
想定高値:57,700円 想定安値:56,900円 注目節:57,467円(直近高値)
※本記事は個人の見解に基づく相場観の記録であり、投資の推奨を目的とするものではない。投資判断は自己責任で行うこと。

