週末のNYはダウが7日続落となった。
そろそろ下げ止まりを見せてもいいころ合いのようにも思うが、反発とまでは難しいだろう。
20日移動平均線が当面の間の上値目度となりそうだ。
今週のFOMCで反転できるかどうかといったところと思われる。
ナスダックは横這い。
こちらはまだ高値圏を維持しているものの、もう一段の上昇が期待できるかどうかというと、正直疑問だ。
NASDAQ100の銘柄入れ替えが済んだことで一旦用済み、ということも考えられるため、ダウとは違った意味でそろそろかもしれない。
こちらもFOMCの影響は無視できないため、今週は要注意だろう。
先物160円高も上値甥は難しく、日経平均はレンジ相場続く
週末の夜間先物取引は160円高、39600円での引けとなっている。
結局、SQ通過でも上抜けとはいかず、再び元の位置に戻ってきた格好だが、次のイベントと待ちとなると日銀会合だろうか。
ここで上か下かと言えば、今のところは利上げしない可能性が高くなりつつあるため、日米の金利格差はほとんど変わらずとなって、再び円安方向も視野に入ってくる。
ただ、ここ最近は為替との連動が微妙で、1ドル160円までが見えてくると今回は流石に厳しいのではないだろうか。
そうなると、掉尾の一振が期待薄となってくるため、年内はこのまま、という可能性も出てくる。
さて、SQ通過で週初を迎える日経平均はどうだろうか。
こちらはアイランドリバーサルのような格好になってしまったが、10月のSQ前後と似たような形。
当然、ここからの下げを予想してしまうのだが、左記のとおり日銀会合というイベント待ちとなるとそこまで大きな下げにもならなさそうに思う。
ここで、先物のチャート重視で進むか、指数重視の動きとなるか、今週の動きはなかなか予想も難しかろう。
まずは今日、金曜に空けた窓を埋めていけるかどうか、39827円を一瞬でも付けられるかどうかを見ることとなる。
もちろん明日でも良いのだが、今日ここで反発できないと逆に下げやすい状況でもあるので、そうなるといとも簡単に39000円割れという方向にも向きやすい。
まずは寄り付きからの30分で上下することはあるだろうが、そこから再度、先物の終り値を超えて39700円台まで伸ばせるかどうかが最初の関門になりそうだ。
その後は下げに転じで39400円台で止まれるかどうか、先物の動きをトレースして39200円を割ってしまうと辛いのだが、それでも尚戻れるならば、といったところだ。
日銀会合までとは言うものの、今日明日の動き方で今週の方向性が決まる可能性もあるため、注意はしておきたい。