【朝の想定2024-8-26】イベント通過でダウは上昇も先物は振るわず─日経平均は頭の重い展開続くか

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週末、ジャクソンホール会議は筒がなく終了、パウエル氏は利下げの時が来た、とコメントしつつも、利下げ幅に関しては言及しなかった。

結果として大きな動きはなく、米国の各指数は上昇したものの、結果は若干分かれている。

ダウ 日足

ダウは横這いの位置から462ドル高と大きく抜け、8月のざら場高値を一時抜いた。

史上最高値更新が期待される中、この後上昇を続けられるかどうかが注目される。

利下げは歓迎姿勢ではあるが、雇用統計や物価指数など、今後の経済指標に対する解釈がどのタイミングで反転するかが気になるところ。

利下げ歓迎ムードから経済失速を懸念するような市場に対する捉え方に変化が出ると、高い位置だけに方向性が変わってくるので注意は必要だろう。

ナスダックも反発だが、こちらは横這いと言っていい位置で収まっている。

ナスダック 日足

木曜の大きな陰線が何れにしても大きな影を落とす格好になっていて、ダウとは違って予断許さない状況。

その上で、28日のNVIDIAの決算発表を待つ形になるので、良くも悪くも転換点になりそうだ。

ここからさらに反発を期待するには少々無理があるように見える。

これをNVIDIAの決算だけに責任を負わせるのは正直いかがなものだろうか、と思うのだが、何れにしてもすでに市場はそういう雰囲気になっている。

メディアの誘導もあるだろうが、ここは致し方のないところだろう。

ジャクソンホールが通過したものの更に微妙な展開が続きそうだ。

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先物130円安、イベント通過も方向感出ず日経平均は重い展開が続く

週末の日経先物は期待されたイベント通過が肩透かしを喰った形になった。

日経先物 日足

ドル円は再び円高に戻ったものの、先物は大きな変化のないまま週初を迎えることとなった。

未だ天井か踊り場かといったところではあるが、微妙な状況に変わりなない。

28日のNVIDIAが、などと言っても正直日経平均にそこまで関係あるのかと突っ込みたくもなるのだが、半導体全体がと言われると反論しづらくなるのも事実。

ここは相変わらず方向感定まらないままもうしばらく面映い展開が続くように思える。

そう言った観点で現物のチャートを見ると、移動平均線と過去の高値ラインが収斂している今の位置は納得のいくところ。

日経平均 日足

抜けきれていない現状で今日は少し下から始まるため、スタートは重い展開から売り先行となりそうだ。

週末にイベント期待で買われたこともあるだろうし、先週の買いに対して反対売買が出てもおかしくはない。

加えて月末近くになり月内最終が明後日と、NVIDIAの決算発表のある日に被っていて、なんとも皮肉なものである。

今日はそう言った複雑な週の始まりになり、折角イベント通過したのに結局何だったんだと、という展開になりそうだ。

上値は38500円台が最初の目安になるのだが、スタートから目指せるとは思い難い。

どちらかというと下げる展開が想定されるのだが、その場合はやはり38000円のラインと120日移動平均線の37990円の位置、その下の過去の高値ラインが二本と支持線とも下値目標とも捉えることのできる位置が複数ある。

戻ってこれるなら後場に期待ではあるが、一方的ではなくとも下げ続けると今週は辛い週になりそうだ。

逆に後場に反転できるなら、明日の動き次第では希望も出てくるのだが、早い時間に反発しそうになって失速、という形が一番嫌でもある。

今日はそう言った神経質な動きになりそうに思える。

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