昨晩のNYは続落となった。
ダウは162ドル安で残念ながらトレンドのレンジ内には収まれなかった。
それでもまだ20日移動平均線の上にはいるので、悲観するほどでもないと考える。
とはいえ、高値から半値押しの位置なので、このまま調整が続くと一段安になる可能性もある。
EUの規制強化でハイテクなどが売られたとする見方がある一方で、利食い継続という話もあり、需給の問題が大きいようだ。
ここで止まれたとしたら、急落はこれ以上ないかもしれないが、もうしばらくは重い展開が続きそうだ。
ナスダックも44ポイント安と続落だが、健闘しているとも言える。
ダウ同様20日移動平均線はまだ下にあるが、上手くすれば高値からの1/3押しのところで止まれるかもしれない。
右肩上がりのトレンドが形成できれば、4月もある程度安泰といったところ。
一方で、ここから更に下げるようであれば、再度揉み合いが続く展開となるので、今週の動きは重要になる。
先物底打ち感あり、日経平均は高値1/3押しで反発
昨晩の日経先物は70円高、40180円での引けとなった。
一応形的にはそこを打ったようにも見えるが、まだこれから日中の場が残っているので、判断するには早計だろう。
とは言え、先物としては1/3押しの位置で反発してきたことは事実でもある。
日経平均としては先日からの1/3押しの位置は40200円台になるので、先物の終値からすると少々下になるため、寄って押してその後戻って来れるかどうかが今日から今週の動きの判断材料となりそうだ。
今日、窓を空けての下落で終わるとかなり嫌な形になってしまうのだが、うまく下の窓を埋めて尚且つ今日窓を空けずに終われるならば、満点の1日と言える。
ただ、窓埋めとなると40000円まで下げる必要があるので、無理に下の窓埋めはしなくてもいい。
とにかく底打ち感が出れば、再度、上昇の可能性があるので、ここは踏ん張りどころといえよう。
今日の下値目安は40200円台、窓埋めの40000円となり、上値の目処は昨日の終値40414円と昨日の陰線の半値の位置、40620円付近だろうか。
何れにしても今日止まってくれるなら、今週は再度上昇が可能になるだろう。