昨晩のNYは続落となった。
ダウは137ドル安で引き続き頭を平行チャンネルの下限に抑えられている格好。
20日移動平均線は終値ベースで割らずには済んでいるが、上かしたかの微妙な展開が続いている。
単にFOMC待ちなのだろうが、少々窮屈な展開が続いていることから、何か痺れを切らした様に動き出す可能性もあるので注意を要するだろう。
特にSOXLの半導体関連は苦しい展開で、金利の話が良い悪いはさておき結果が出ないとどうしようもない。
ナスダックもダウ同様で相変わらず。
ここまでの動き方を考えれば、今晩あたり調整があるとしても、そう大きく崩れることもないとも言える。
ただし、20日移動平均線ギリギリのところまでは下げ余地となるので、上下幅は大きくなりやすい。
また、FOMC後の展開はまだ読めないので、押し目買いもあまりできないことから、上値は引き続き重いだろう。
先物は一時600円台まで上昇も引けは38330円
夜間先物は260円安、38330円とまたこの位置に戻って来たなという印象。
NY同様どうしても横這いが続く展開は致し方ないのだろうが、こちらは下値の支えが明確になっていないので、かなり不安定な形になっている、
上値は20日移動平均線に抑えられた格好で、今日も上がれば売られ、という天気になりそうだ。
先物を踏まえると現物も38500円台のスタートとなりそうだ。
こちらは下値の手がかりは昨年10月末からの平行チャンネルの上限があるのだが、昨日はざら場で割り込んでもいるので、今日も38550円は割り込んでくる苦しい展開が続きそうだ。
一気に下げてくるならば38150円付近まで再度あるかもしれないが、日本市場も日銀会合待ちという部分があるようで、思い切った下げにもつながっているところだ。
かといって上値も限定的で、39000円に届かないまま下げてしまうことになりそう。
昨日の高値38840円が最初の目標になるが、抜けていけるかどうかは微妙だろう。
一気に崩れることも、また一気に抜けていくことも難しい1日になる、と想定している。