昨晩のNYはほぼ続落と言っていいだろう。
ダウは10ドル高と結果的にはプラスだったが、売り圧力の強い形になっている。
それでも一昨日の晩の終値付近で止まっていることから若干の期待はしたくなるものの、チャートの形からはあまり前向きな想定がしづらい。
週末でもあるので、今晩素直に下げていくのであれば、37100ドル付近までの調整もやむなしと言ったところ。
あえてここで踏ん張る理由もあまり無い様に思うのだが、どうだろうか。
一方のナスダックは続落。
昨年末までの上昇に対するこの急落は、調整と言うよりは崩落に近い形。
ダウ同様日足の形も長い上髭なので、下値はまだあると言う印象が強い。
14200ポイント付近の60日移動平均線が当面の支持線といったところだろうか。
利益確定の売りというには少々乱暴すぎる下げ方だが、やはり12月の上昇は少々無理矢理感があったということだろう。
一旦は先の支持線付近までの下げを見てから考える、といったところになる。
夜間先物はほぼ横這い、日経平均は上か下かの岐路に
日経先物は50円高の33280円の引け。
上髭が長いのだが、昨日の下髭の長さに比べたらなんてことはない、とも言えるので、結果的にはイーブンか若干プラス方向と考えてもいいだろう。
そういった観点で考えると、日経平均は三連休前の週末ながら、上か下かの岐路に立っていると言える。
過去の高値ラインが33187円と33345円にあって、先物の終値から見て平行チャンネルの下限付近から今日はスタートなる。
そのため、下のラインを下抜ければ33000円までは簡単に下がるだろうし、最悪昨日の二の舞になる可能性もある。、
一方で33345円を抜けていけるなら、年末の終値付近、33500円前後までは伸ばせそうだ。
反発を期待したいところだが、連休前の週末意識と新NISAの威力とどちらが勝るか。
後者の様に思ってはいるものの、結果は前場次第といったところだろう。