前場の日経平均は100円安の32675円で引けとなった。
10時までは強い展開だったが、32870円付近まで上値をつけたところで失速となった。
少々変われすぎな面も否めず、後場はその分、重い展開が続きそうだ。
とは言え売り崩されるような場面でもなかろう、と考えてもいる。
今晩の米国CPIを気にしてというよりは、独立した動きでこうなったと見る方が自然なので、後場は全場高かった分の揺り戻しという考えで良いのではないだろうか。
下値目安は20日移動平均線の32550円付近
まずはもう少し調整が入ると考えた場合、20日移動平均線の32550円付近が下値目安となる。
ここで止まるかどうかは相場次第だが、月曜からの動きを踏襲するなら、止まって良いだろう。
その上で尚且つ下げていくのなら、月曜の安値32391円までを目処として、そこから戻れればまだ諦める必要はないが、戻れずに止まるかさらに下落するのなら、何か別の事情ができたと考えるべきだろう。
そういった意味では問題なければ調整で大きく下げることもないと考えられるので、引けで32500円台を維持できれば明日再度反発も期待できそうだ。
一方、強気が再度台頭するなら13時から32700円台に戻ることになり、前場の高値32870円を目指すことになるだろう。
どうせそうなるなら32920円まで伸びて欲しい所だが、今の段階では正直上値を想定できるほどの強気は感じられないので、一応頭に置いておく程度にとどめておきたい。