2023年7月9日の日経平均は続落。
189円安の32189円で大引けを迎えた
もう少し長い下髭を期待していたのだが、望みは叶わなかったものの、32000円は割れずに済んだ模様。
結果、わかりやすいダブルトップではあるが、正直いうとあまりこういう形は後でどうにでも変わるので、今は参考程度に考えておくことにしたい。
ただ、いずれにしてもこの形では反発期待はまだ薄く、明日もう一押しがありそうに思える。
その際に押して32000円割れ、31800円どころで止まって反転してくれるなら反発の形になるのだが、そのまま崩れ落ちる可能性も見えるので、少々不安が拭えない今日の結果である。
指標ではなく需給
明日は重要指標はなく明後日に機械受注の発表があるが、今、日経平均の方向性について大きな影響を与えるのは、海外勢が買いに来るのか来ないのかがほぼ全てではないかと思う。
もちろん国内勢もここまで下がった関係で傷付いてはいるものの投げた分資金はあるはずなので、買いを入れることは可能だろう。
ただ、やはり精神的なダメージはそこそこあるだろうから、おいそれと気分転換して買いに走るには少々無理がある。
そういった背景も考えると、需給が買いの方向に傾くことが重要で、それには海外勢の買転換が必要となる。
6月最終週は外資売越しであったので、これが今週から変わってくるかどうか、そこにかかっていると言っていいだろう。
32000円が重要なライン
何度も書いているが、32000円は割れても良いがその場合戻ってくることが前提だ。
下値は最低でも31800円台後半まで。
これを更に下抜けたら、もう戻る力は無くなるだろう。
そうなると、次は31371円という支持線まで止まらない可能性がある。
今晩の先物の動きにもよるだろうが、明日の朝はとにかく9時半の時点で、あるいは10時の時点で、上記の範囲であればなんとかなると考えていいだろう。
これを下に逸脱した動きになったら、その時はSQまでもう一段下を見ないとならなくなる。
逆に上値はそう気にしなくても良く、とにかく上がるならどこでも良いくらいに考えておけば良いだろう。
32500円が遠いので、まずはそこを目指すことが先決。
これが見えてこないと反発とはならないだろう。
明日は前場が重要なポイントとなりそうだ。