日経平均終値は584円高33018円で引けた。
実に33年ぶりの33000円台だが、連休の頃から数えて何度高値更新と記事で書いただろうか。
そのころはまだ29000円台だったことを考えると、2ヶ月で4000円近くも上がったことになる。
だが、まだ止まる気配がない。
もちろん、強気が増えれば増えるほど上昇は止まりやすくなるのが一般的なのだが、それ以上にまだ買い上がる意思が市場には継続しているように見える。
これは参加者が多様化しており、ネット経由の注文も相まってその全貌が見えないことも関係しているのかもしれない。
とにかく市場の温度感がTwitterや掲示板、記事、ニュースその他、伝わってくるリソース全てを合わせても把握できないものがあって、それが市場を、いや、日経平均を動かしているようにも思える。
巷では高値更新の度に天井なのか通過点なのかといった話題が出てくるが、おそらくそう言った記事が出ている間はやはり止まらないのだろう。
目指すは34000円台、その意味は
バブル期の最高値含め、幾つかの高値めどのラインを引いてみた。
少々見辛いのだが、了承いただきたい。
一番上の赤いラインの価格が消えてしまっているが、これがバブル期最高値、38975円の位置だ。
流石に現実的ではない位置だが、34000円台なら次のSQまでに実現可能な気にはならないだろうか。
直近の高値は33187円、これは1990年7月18日の高値で、その上がその年の6月8日の高値33345円、そこからさらに遡ると同年3月9日の34320円に至る。
ちなみにその上の34750円は同年2月28日で、そこから3000円上の37674円は同月16日の高値だ。
なんとわずか2週間で3000円の下落に見舞われたのだが、バブル崩壊後は暫くこういった下落が何度もあったのだ。
34000台というのはそういった価格帯だということだ。
そんな昔の事を今更とは思うだろうが、似たような位置に来た以上、下落時の落差の大きさも、今のうちに認識をしておいて損はないだろう。
もちろん今回の上昇がバブル期と同じとは言わないが、物事に終わりは必ずある。
それが今ではないことだけが確かであるだけだ。
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