大引の日経平均は129円安、30957円で引けとなった。
ざら場では31352円まで上げ、バブル以降の高値更新をしたが、1990年8月1日の高値、31371円には届かず。
その後後場に入って突然先物から売られ、一時29828円まで下げる場面もあったものの、その後戻してのこの位置となった。
なお、15時15分時点の先物は30850円となっている。
公的リバランスがキッカケ?
巷では「先物のアルゴミス」とも「公的リバランス」といった話も出ているが、今のところその正体はわからない。
一部では岐阜某氏の介入(先物ロング)も噂されているあ、流石にそれはなかろう……ないと思う……
GPIFはその運用上、2021年12月より、先物をリバランスの際に利用することを開始している。
そのため、保有株式の削減時において、先に先物を売建してから現物を売る、という売りヘッジが行われた可能性がある。
実際、後場直後から日経先物が急激に売られたことから一気に日経平均も下がったように見受けられるのだが、果たしてどうだったのだろうか。
もちろん、先物のアルゴミスということもなくもないが、12時35分頃から10分ほど売りが続いているのを見ると、アルゴのミスとは少々考え憎いのでもあるのだが、真実は当人たちしか知る術がない。
リバランスなら再度行われる可能性もある
アルゴのミスなら明日はそう言ったこともなかろうが、リバランスであれば必要に応じて行われるので、今日のような極端な売りはないかもしれないが、月末も近くなってきているので、これが続く可能性はある。
となると、やはり月末需給バランスや都合による調整はあるかもしれない。
その場合、30500円を割っていくと勢い余って30000円割れまで見えてくるのではないだろうか。
ただし、チャートで見る限りだとまだまだここまでの上げに対する押しとしては小さいので、このまま軽い調整ということで再上昇もあるかもしれない。
とはいえ、折しも週の火曜の後場の下げということもあって、これは木曜まで方向性が出る可能性もあるので、明日も注意が必要だろう。
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