2023年8月18日の日経平均は続落、175円安の31450円での引けとなった。
朝の想定に比べるとかなり良い成績を残したイメージだが、チャートを見る限りではまだ予断は許さない状況だ。
6月9日の安値31420円や1990年8月高値のライン31371円という2つのライン付近での引けは、ギリギリセーフといった感じ。
今晩の先物次第では、また明日の朝に安くなって引けて、結局月曜は31000円割れからスタート、などということにもなりかねない。
16時半のナイトセッション寄り付きは31400円とそう変わらない位置からのスタートだが、この後の展開よりも今晩のNY次第といったところもあり、これまた眠れぬ朝を迎えることになりそうだ。
やはり気になる120日移動平均線
正直、EMA(指数平滑移動平均線)の120日移動平均線が31893円となっており、これがどうしても気になっている。
一旦ここまで下げてからの戻りというパターンがあるのかないのか、これは来週わかるだろうが、来週反発することになったとしても、一度はその近くまで下げていくことになるのではないだろうか。
そうした気になる点も踏まえて来週を想像すると、やはり重たい展開の方が頭に浮かびやすい状況だ。
下値は先の31893円が最初の目処で、そこを抜けると31000円割れが少々現実味を帯びてくる。
一方の上値は31600円台が目安となるが、その上は32000円付近になるので、流石に伸びは期待できない。
あくまで一時的な反発となりそうで、そうなると再度の下落もまたあるかもしれない。
それがジャクソンホールあたりにくると、9月1週目まで下落が続くことになりそうだが、その辺りは来週後半で見えてくるのではないかと考えている。